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小椋夏己の見聞録  作者: 小椋夏己
2023年  6月
40/57

あまちゃん(ドラマ)

 10年前のあのヒットドラマ、「あまちゃん」を今再放送しています。


 当時、宮藤官九郎作品ということで楽しみに見始めて、そりゃもうおもしろくて終わる時にすごくさびしかったっけなあ。


 タイトルと、主人公アキが海女さんの格好をしてるところから、アキが海女さんとして成長し、一人前になっていく話かと思ったら、それだけではないのです。もちろんスタートは海女さんで、その後も海女さんは欠くことのできない大切な要素ですが、なんというか、もう色んなことが詰め込まれていて、そんな簡単な話ではないのですよ。


 時代も主人公アキが東京から母の故郷の北三陸へやってくる24年前から、東日本大震災後まで、長い期間を行ったり来たり、それでも決してとっちらからず、すんなりと見ていられます。


 これを書いている6月の今は、ちょうど中盤あたり、生まれ育った東京に馴染めず、北三陸へ来て海が好きになり、すっかり活動的になったアキが、今度はアイドルになるために東京へ行くところへ差し掛かっています。


 いや、当時見ていてまさかアイドルになる話だと思わなかったので、


「海女さんどうなるの!」


 と思ったりもしてましたが、大丈夫、履いてますよ! じゃなくて、ちゃんと覚えてますよ!


 アキは結局、


「プロのあまちゃん」


 色んなことに本当の意味でプロにはならず、「あまちゃん」つまり「素人」として色んな場所に新しい風を送りこみ、人々を元気にしていきます。


 そんなストーリーにクドカン流のジョークや言葉遊びがふんだんに取り込まれ、演じている人たちがどなたもまた上手で、自然に「スナックリアス」の一員としてその会話に混じっていられるのです。


 最後の最後までをかなりきちんと記憶していて、ラストまで、


「そうくるか」


 と、笑わせてくれるサービスぶりを思い出します。


 もしも見たことがない方で、どんな話かなと思われたら、今からでもまだまだ十分楽しめますので、どうぞ一度見てみてください。こういう元気をくれるドラマがもっともっと見たくなること請け合いです。 


そうそう、劇中歌の「潮騒のメモリー」も忘れてはいけません。

その年の紅白でも歌われた、今も忘れられない名曲です。

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