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小椋夏己の見聞録  作者: 小椋夏己
2023年  1月
29/57

金の国水の国(漫画)

※間違えて一度「ア・ラ・カルト」に投稿してしまい、そちらは削除しました。一度読んでくださった方、申し訳ありませんでした。

 2017年の「このマンガがすごい」で第1位に選ばれた作品ですので、ご存知の方も多いと思います。私もそれで知り、無料でちょっとだけ読んだところ、あまりに面白そうですぐ本を買ってしまいました。

 

 お話の舞台は「A国」と「B国」です。

 仮名ではなく、実際に作品の中での国名がそうなっています。

 作者がシャレ的につけたのか、それとも「どこの国にでもあること」のように思えるようにあえてこうしたのかは分かりませんが、とにかくそういう2つの国の物語です。


 「A国」は文明が進みとても豊かな王国、対する「B国」は貧しい上に「A国」との戦争で疲弊して国境の村から人々が逃げ出しているような、族長が治める国です。

 

 なんでもある「A国」ですが、たった一つないものがあります。

 それは「水」です。

 豊かな国に富を求めてたくさんの人がなだれ込み、水が足りなくなっているのです。このままでは近いうちに水が枯渇して国が滅びるかも知れない、そのぐらい不足して、食事の時には水の代わりにワインを飲むような、そんな国です。

 こちらが「金の国」になります。


 逆に「B国」には何もありませんが水だけは豊かにあります。

 こちらが「水の国」になります。


 さて、そうやっていがみ合ってる両国に、神様がこう命令をします。


「A国は国で一番美しい娘をB国に嫁にやり、B国は国で一番賢い若者をA国に婿にやりなさい」


 神様の命令なので聞かないわけにはいきません。 

 それでA国の王様は、自分の100人ほどいる姫の中で一番末っ子、B国のすぐ近くに住むサーラ姫に婿を取らせるように命令し、自分は姫の代わりに猫の子を送ります。

 

 今度はB国ですが、こちらはA国との国境近くに住むナランバヤルという学者の息子に嫁を取らせるように命令し、こちらは婿の代わりに犬の子を送ります。


 サーラ姫の元に来た子犬、とても本当のことは言えず、婿は来たことにして姫はその犬を飼うことにしますが、ある日、お弁当を持って散歩に行くと、犬のルクマンが駆け出して、なんとB国の領域に入ってしまい、そこでルクマンは穴にはまってしまいます。


 怖い敵国でのこと、困っているとそこに猫のオドンチメグを連れたナランバヤルが通りがかり、助けてもらうことになります。

 

 あまりにも素直に助けてもらったことを感謝するサーラに、


「自分が敵国の悪い人間だったらどうする」


 と言うナランバヤルですが、あまりにお人好し、素直なサーラ姫におそらく一目惚れ。


「困ったことがあるなら助けます」


 あるんですよ、ええ。

 サーラの元にB国の婿が来たと聞き、長女、次女、三女がわざわざ様子を見に来て婿に会わせろと言ってきたのです。


「婿の振りをしてください」


 頼まれてA国に来たナランバヤルですが、何しろB国で一番賢い若者ですから、全てを悟ってしまいます。


 サーラの連れているルクマンが婿の代わりに送られた子犬、そして自分が連れているオドンチメグは嫁の代わりに送られた子猫。


 これは下手をするとまた戦争になる。

 しかし、うまくいくとチャンスだ。


 そこで2人は色々とがんばって……

 

 おっと! この先はどうぞ本編でお楽しみください。

 とても素敵なラストが待っています。

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