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小椋夏己の見聞録  作者: 小椋夏己
2022年 11月
12/55

神戸ローストショコラ・ゴーフル(食品)

 スーパーなどで売っているグリコのチョコレートです。

 神戸市が「民間事業者の販売する商品又は提供するサービス等を通じ、神戸のさまざまな魅力を国内外に発信することを目的とした認定制度」と定めた「KOBEスペシャルRPパートナー」の第1号に認定した商品がこのチョコでした。


 袋入りの「濃厚ミルク」「ゴーフル」「芳醇カカオ」と箱入りの「バンホーテンブレンド・クリーミーミルク」「バンホーテンブレンド・深みカカオ」の5種類があります。

 

 その中で私のイチオシは、圧倒的に、


「ゴーフル」


 です。


 「ゴーフル」は「神戸風月堂」の銘菓です。薄焼きの洋風おせんべいって言い方でいいのかな、それにクリームを挟んだお菓子で、神戸っ子には馴染み深く、懐かしくて、今も変わらず愛されているお菓子です。クリームは「バニラ」「ストロベリー」「チョコ」の3種類が定番ですが、近年は限定なのか他の味のを見かけることもあります。


 ゴーフルの他に私が子供の頃から大好きだったお菓子の一つが、


「神戸ピアー」


 というチョコレートなんですが、細長い「ピアー」、日本語でいうと「突堤」、つまり神戸の港をかたどったチョコレートで、砕いたウエハースが入ったものと、ピーナッツがあったのかなあ、ウエハースのが好きでそればかり食べていたので他のはちょっとおぼろですが、まあそういうチョコレートです。


 ちなみに、かなり小さい頃に多分母親にだと思うのですが、


「中突堤の突堤が英語でピアー言うねんて」


と、教えられた思い出もあります。


 神戸ピアーはちょっとばかり高級なイメージがあり、気持ち的にもあまり普段にばりばり食べられるものではないんですが、この神戸ローストショコラ・ゴーフルは神戸ピアーとそっくり! 


「うわ、このチョコまるで神戸ピアー!」


 初めて食べた時に大興奮しました。


 私は子供の頃に大変な偏食で、お菓子もいわゆる駄菓子はほとんど食べないし、身近にもなかったんですが、お菓子に関してだけは、


「ええしの子」

 

 標準語で言うと「いい家の子」みたいにこういうお菓子をよく食べていました。


 というのが、母の実家のような大伯母の家や伯母の家が元町付近にあり、孫のようにかわいがってもらっていたので、週末に遊びにいくとそういうお菓子を出してくれてたからです。決して本当は「ええしの子」ではない、ごくごく普通の家の子だったんですが、そういうわけで、元町で売ってる「神戸のお菓子」で育ったような部分があるんです。


 本物の「ええしの子」ではないもので、さすがに今もずっと神戸ピアーを手元にというわけにはいきませんが、このチョコならもっと軽い気持ちでおやつにいただけます。

 1袋25個ほど入って300円ちょっとぐらいの値段でよく見かけますが、今日、買い物に行ったら特売をしていたので思わず買って帰りました。


 袋の裏には「神戸風月堂」の説明も入っていて、懐かしいゴーフルの紹介もある。

 「神戸のPR商品」と認定されているので、おそらく関西以外の地域でも売ってるんじゃないかなと思うんですが、どうでしょう?

 

 もしも見かけたら、神戸のPRの味、一度お試しくださるとうれしいです。

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