猫との甘々な日常
初投稿です。
緊張につき、絶え間もない腹痛と、頭痛と、腰痛と、陣痛が痛いです。(古典的ボケ)
食欲もあまりなく、日課の夜食カップヌードルBIGを完食することができず、ただいま伸びに伸びた麺を泣く泣くすすっています。
皆さん、夏バテには気を付けましょう。
タイトル 猫の擬人化、アリかナシか?【仮】
【プロローグ】
〈プルルルルプルルルル・・・〉
「・・・あ、母さん。落ち着いて聞いてほしいんだけどさ……いや仕事クビになったとかじゃなくてね…あの、その、ね、俺の家に………『美少女』いんだけど?………いや本当、冗談とかじゃなくて……あ、待って〈ブチ〉………ハァ…」
溜息をつく男。その眼前には、
「誰と話してたんですか?」
美少女の容姿をしている、得体のしれない者がいた。
何故なら彼女の頭には、
〈ヒクヒク〉
どこからどう見ても猫のものにしか見えない動く耳と尻尾がついていたのだから。
………………………………
【珍妙な主従関係】
遡ること数分前…
俺はブラック・フライデーだと言うのにハードワークをこなし、フラフラと千鳥足で帰路についていた。
「あ~~~~やめようかな〜仕事。とんだブラック企業だよ…何だよあの量、ブラック・フライデーってのはブラック残業させられる日なのか!
しかもしっかり『タイムカードは定時で切っといてね』って…完全に黒だよ、漆黒だよ。給料少ないよ〜絶対、まだ初任給も貰ってないのに…」
愚痴をこぼし、ふらつく身体で自宅アパートの階段を一段一段しっかりと上っていく。
「あ〜でも、やめたらやめたで就職のアテもないもんな〜。無理してでも入っているのが社会の歯車としての義務なのかね〜」
愚痴をこぼすたび、重くなっていく足。だがその足は確実に一歩一歩階段を上っていった。
最後の一段を上り切ると、どっと疲労がこみ上げる。
(あ~、明日は筋肉痛だな〜絶対)
そんな卑屈な思いを引きずりながらドアを開ける。
すると…
〈ドッ・・ドッ・・ドッ〉
人はいないはずの家の中から軽やか…?な足取りで近づく音が聞こえる。
その足音は俺の慣れ親しんだ四足歩行の足音……にしてはいつもより大きく、力強い。
足音に既聴感は無かった。……恐怖がこみ上げてくる。頭の中が白く塗りつぶされる。
〈ドッ・ドッ・ドッ〉
足音がより鮮明に、大きくなる。
狭いアパートのはずなのに、足音の主は未だに見えない。
目が霞んで前が見えなくなる。コンタクトがズレたのだろうか…。
(あ〜あ、最後に母さんに電話しとくんだったな〜、フフッ フフフッ…)
死を悟り、笑いがこみ上げてきた。アドレナリンが放出されているのだろう。
苦しんで死ぬのは嫌だ、楽に逝きたい。そんな本能が脳からそれを放出させているのだろう。
俺はゆっくりと瞳を閉じ、その時を待つ。
すると、俺の胸にふと少し柔らかい感覚が刺さった。
それと同時に声が聞こえる。愛嬌と元気が溢れんばかりの甘〜い声が。
「お帰りなさいませ、ご主人様!」
もう一度言います、初投稿です。
この作品はこれから毎月一の位に2がつく日(二日・12日・22日)に続きを投稿させていただきます。
ここまでは業務連絡。
次回のあとがきからはおふざけしたいのでそうさせていただきます。
「なんか気に入った」なんて思ってもらえたら続きも見ていただけると幸いです。