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第百八十二話 やっさん




「「ベ、ベッキー……?」」


 奇抜な格好をしたオネエの男性はキメ顔でそう名乗った。

 名前がベッキーってことは、彼は外国人なのだろうか? 誰もが抱いている疑問を、代表して島田さんが呟くように問いかける。


「じゃあ外国人……ですか?」


 その問いに答えたのは彼――ベッキーさんではなく、信楽さんだった。


「そいつぁれっきとした日本人だ。名前もベッキーなんかじゃなくて番場五郎ばんばごろうってい――ごはぁ!?」


(……ええええ!?)


 信楽さんが本当の名前を暴露している最中、ベッキーさんは目で追えないほどの速さで信楽さんを張り倒してしまう。ドンガラガッシャン! と、突き飛ばされた信楽さんは物凄い勢いで壁に激突してしまった。


 ちょっ……それはいくら何でやり過ぎじゃないか?

 っていうか、不意打ちとはいえあの信楽さんをいとも簡単に張り倒すってこの人もしかして凄い冒険者だったりするのだろうか?


「やだもうガッキーったら~、その名前で呼ばないでって何度も言ってるでしょう? 番場五郎はとっくの昔に死んだの。今のあたしはベッキーなのよ~」


「痛ってぇ……おれも悪かったが、ちょっとは手加減しろよちきしょう」


「そっちが悪いんです~、これだからデリカシーが無いお爺さんは嫌よねぇ~。あなた達もそう思うわない?」


「「は、はぁ……」」


 展開が目まぐるしく変わって若干ついていけていないが、ベッキーさんは日本人で、本当の名前は馬場五郎という男らしい名前でいいんだろうか。まぁそう呼んだら今の信楽さんのようにド突かれてしまうので言葉には出さないけど。


 ついでにガッキーというのは信楽さんのことだろうか。もしかして信楽の名前から取ったあだ名なのかな? 信楽さんがガッキーって……全然似合わないんだけど。


「つまらないものを見せちゃってごめんなさいね。折角ですし、軽く自己紹介しておきましょうか。あたしはベッキー。これでも冒険者で、ガッキーと同じクリエイターズのメンバーよ」


「クリエイターズ!? ということは、御門(みかど)さんとも?」


「そっ、あーちゃんとも同じパーティーよ」


 へ~そうだったのか。ベッキーさんは御門さんと同じパーティーだったのか。

 因みに御門さんとは、冒険者の御門亜里沙(ありさ)さんという綺麗な女性のことだ。御門さんはダンジョンの十九階層に暮らしているという変わり者で、俺は二回ほど会っている。


 御門さんはダンジョンの攻略よりもアイテムを生産している活動をしており、信楽さんと同じクリエイターズのメンバーでもある。信楽さんを紹介しれくれたのも御門さんだ。


 クリエイターズは古参の冒険者ばかりで、メンバーのほとんどがレベル70オーバーという強者ばかり。ベッキーさんもクリエイターズというのなら、信楽さんを張り倒せてもおかしくはないだろう。


「それで、ベッキーさんはどうして信楽さんのところに?」


 楓さんが尋ねるが、答えたのは信楽さんだった。


「こいつはぁおれが呼んだんだ」


「信楽さんが?」


「ああ。お前らに頼まれていたナマークのマントをこいつに作ってもらおぅと思ってな」


「えっ、ベッキーさんが?」


 信楽さんがベッキーさんに親指を指しながら告げると、彼は得意気にパチンとウインクする。

 えっ? ナマークのマントは信楽さんではなく、ベッキーさんが作るのか?

 どういうことだろうと疑問を抱いていると、信楽さんが説明してくれる。


「おれもナマークのマントを作れるっちゃ作れるが、本職は鉄を打つ鍛冶師だ。だったらこいつに作ってもらったほうが時間もかからねぇし、性能デキも全然良い。だからおれから頼んだんだよ」


「うふ、あたしこう見えても裁縫師なのよ。あなた達のマントはあたしが完璧に仕上げてあげるわ」


 へぇ、ベッキーさんは裁縫師なのか。裁縫師はあまり聞いたことがないけど、確か装具を生産する職業ジョブだったよな。

 そんな人にマントを作ってもらえるなんてラッキーだと思っていると、後ろにいたメムメムがからかうような態度で問いかける。


「やけに気前が良いじゃないか。初めて会ったボク達にそんな優しくする理由が君にあるのかい?」


「う~ん、ガッキーたっての頼みっていうのもあるけどぉ、あたし自身シローちゃんたちのファンなのよね~。一ファンとしてあなた達の力になりたいっていうのが本音かしら。

 だからそう身構えないでちょうだい。値段をふっかけたり、やましい事なんて考えてないから安心してね」


「まっ、それなら良いんだけどね。全くシローの人気っぷりには嫉妬しちゃうぜ」


「(おいおい……)ベッキーさん、俺からもよろしくお願いします」


「「お願いします」」


 全員で頭を下げてお願いすると、彼は「まっかせなさ~い」とウインクする。

 当初の予定とは違うけど、裁縫師のベッキーさんにマントを作ってもらえるのは有難いな。


 俺達はマント用に集めたアイテムを収納空間から取り出してベッキーさんに渡す。来週までには全員分のマントを作り終えられるそうだ。料金の方は初回ということで、かなり安くしてもらった。


「まっそういうこった。悪ぃがおれはちょいと忙しくなっちまったからな。マントの方はこいつに任せるぜ」


「お忙しくなったというのは、他の冒険者から依頼を頼まれていたりするんですか? まぁ信楽さんほどの鍛冶師なら常にお忙しいでしょうけど」


 信楽さんの言葉に反応した島田さんが尋ねると、彼は「いやぁ……そっちじゃねぇんだ」と頭をポリポリを掻いて、


「実はな――」


「おー爺さん、邪魔するぜ」


 信楽さんの話を遮るように、背後から男性の声が聞こえてくる。

 どこか聞き覚えのある声だと思って振り返ると、そこにいたのは――、


「「やっさん!」」


「おー、シローに灯里ちゃんじゃねぇか。なんだ、お前等も爺さんのところに居たのか」


 新たに登場した人物は上級冒険者のやっさんだった。

 スキンヘッドの頭に、堀の深い顔立ち。大柄な体格はモンスターの骨らしき防具に覆われている。


 初めてダンジョンに入る時、緊張していた俺に優しく声をかけてくれたのがやっさんだった。その後もダンジョン風飲食店『戦士の休息』で何度かご飯を共にしている。気さくなおっちゃんって感じで凄く良い人だ。


 因みに本名は知らない。他の冒険者達にやっさんと呼ばれているので、俺達もやっさんと呼んでいた。

 思わぬ所で出会ったので驚いていると、灯里がやっさんに尋ねた。


「やっさんも信楽さんに用があったの?」


「まぁそんなところだ。灯里ちゃん達はまだ取り込み中か?」


「ううん、終わったところだよ」


「そっか。なら悪いが俺の用を済まさせてもらうぜ。おい爺さん、また出ちまったよ」


「ちっ……またかぁ」


 俺達の横を通って信楽さんの眼前に立つやっさんがそう告げると、信楽さんはしょうがねぇなぁと言わんばかりに大きなため息を吐く。

 軽い会話から察するにやっさんと信楽さんは付き合いが長そうだな。まぁそれもそうか、やっさんも古参の冒険者だし。


「これがそうだ。多分そうだとは思うんだが、一応鑑定してくれ」


「おぅ」


 やっさんは収納空間から取り出したのは、真っ黒な短剣だった。


(これは……)


 その短剣は一見普通の短剣に見えるが、なんかこう“嫌な雰囲気”が醸し出されている。禍々しいというか、できるなら触りたくない。

 そう感じているのは俺だけではないようで、皆も眉間に皺を寄せて苦い顔を浮かべていた。


 やっさんから黒い短剣を受け取った信楽さんは、じっとそれを見つめる。恐らく【鑑定】スキルを使用しているのだろう。

 鑑定し終えた彼は、首を横に振りながら答えた。


「間違いねぇ、これも呪われてる」


「そうか……やっぱりこれも“呪物(カースシリーズ)”だったか」


「カースシリーズ……って、島田さんが持っていた死神の鎌と同じ物?」


 やっさんの口から出た言葉(ワード)に聞き覚えがあった俺は、島田さんに顔を向けながら問いかける。


 信楽さんに装具を作ってもらった時、島田さんの持っている死神の鎌はカースシリーズという呪われた装具であることを教えてもらった。

 カースシリーズは他の装具に比べて強力ではあるが、使用者になんらかの負担をかけてしまうらしい。死神の鎌の場合は、ステータスの幸運値が0になってしまうことだった。


 負担になるのはそれだけではなく、ステータス以外にも作用されてしまう。カースシリーズを使い続けると鬱になったり、幻覚や幻聴を感じたり、主に使用者の精神面に異常が発生するんだとか。


 その話を聞いて、信楽さんから死神の鎌をこれ以上使わない方がいいと言われた島田さんは、新しい武器の『風緑の鎌』を使っている。


 カースシリーズは曰く付きの装具だが、この黒い短剣もそうだったのか。

 俺の問いに、信楽さんは小さく頷いた。


「そうだ、そこのノッポが持っている物と同じ類の物だ」


「それで、そのカースシリーズがいったい何だというのですか?」


 楓さんの質問は誰もが思っていたことだろう。

 カースシリーズとはいったい何なのか。どうしてやっさんがそれを持っていて、信楽さんに鑑定してもらっているのか。

 その問いに答えたのはやっさんではなく、ベッキーさんだった。


「最近ねぇ、新米冒険者による事件が多発しているのよ」


「事件?」


「そうよ~。パーティー内での揉め事とか、他人のモンスターを横取りしたりとかね。単なる口論なら喧嘩の範疇に済むけど、手も出ちゃってるのよねぇ。

 それに、実はダンジョンの中だけではなく現実世界でもなってるの。

 ダンジョンに早く入りたいと横入りする人も居れば、アイテムや装具のお金を値引きしろなんて無茶を言う人もね。その人達の殆どが、冒険者になり立ての新米冒険者だそうよ」


「そんな……」


 ベッキーさんの話を聞いて驚愕する。

 そんな事件が起きているなんて全く知らなかったぞ。手が出ているって……まさか冒険者同士で殺し合いなんてことになっているのか?

 それも、ダンジョンだけではなく現実世界にまで被害が及んでいるなんて……いったい何がどうなっているんだ。


 ダンジョンの情報通でもある楓さんにこの事を知っていたか? と聞いてみると、彼女は「私も知りませんでした」と言い、「ですが……」と続けて、


「話が見えてきましたね。つまりはこういうことでしょう。最近多発している新米冒険者による事件は、カースシリーズが原因であると」


「ご明察よ~。少なくとも、あたし達ややっちゃんはそう思っているわ。そしてカースシリーズを使っている冒険者は徐々に精神的に異常が見られて、殆どがダンジョン病になっているわ」


「ダンジョン病か……」


 楓さんや島田さんもそうだったけど、ダンジョン病は恐ろしいものだ。

 普段温厚で優しい人も、別人のように性格が変わってしまう。しかも自分の力では中々治せないし、モンスターと戦う快感を求めようと禁断症状が出てしまう。


 二人共ダンジョン病に苦しめられていた。今は克服しているけど、克服できていない人もまだ中にはいるだろう。


「俺は事件を起こした冒険者に事情を聞きに行ったんだが、全員がカースシリーズを持って使っていたんだ。カースシリーズが原因なのは間違いねぇ。だから俺は今、その出所を探っているんだよ。もうこれ以上、事件を繰り返させない為にな」


「やっさん……」


 やっさんの男気に心を撃たれていると、灯里が疑問気に問いかけた。


「でもそういうのって、やっさんがする前にギルドが対処してくれたりしないの?」


「ギルドってぇのは基本ダンジョンの中に関しては放置している。何かあったら間に入りはするが、処罰を与えるだけだ。昔っからそうだが、ダンジョンのことは極力冒険者で解決しろってのがギルドの方針だな。まぁ、注意喚起ぐらいはしているだろぉがよ」


「そっか……でも、どうして関係ないやっさんが事件に関わろうとするの?」


 灯里の質問に、やっさんは真剣な表情を浮かべて答える。


「冒険者になろうとする奴の理由は様々だろうが、俺はダンジョンは楽しくて夢がある場所だと思ってんだ。新米の奴等も、これから冒険者になろうとする奴等にもダンジョンが恐い場所だとは思って欲しくねぇ。

 ダンジョンにおける最低限の秩序を守る為にも、必ず出所を突き止めて対処してぇんだよ」


(やっさん……)


 やっさんは多くの冒険者、特に新米冒険者の世話をしたり助けたりしている。『戦士の憩い』で新米冒険者にご飯を奢ってあげたり、モンスターや戦い方についての情報も惜しみなく伝えている。時には悩みや相談に乗っていることもあるだろう。


 多分、多くの冒険者がやっさんの世話になっていると思う。俺だってその一人だ。ダンジョンは楽しい所だと声をかけてくれたり、ご飯をご馳走してくれたり、話を聞いてくれたりしている。

 上級、中級冒険者の中でやっさんを知らない人は居ないだろう。縁の下の力持ちというか、やっさんは東京ダンジョンを支えている冒険者の“顔”なんだ。


 彼の熱い想いを聞いた俺達は、「うん」と力強く頷いた。


「なぁやっさん、カースシリーズの出所はまだ掴めていないのか?」


「それがどうにも捕まえられねぇんだ。カースシリーズを持っている奴に聞いてみたんだが、どいつもこいつも他の冒険者から譲り受けたって言いやがる」


「そうなのか……確か島田さんの時も死神の鎌を誰かから譲り受けたって言ってましたよね?」


 前に聞いた話を思い出して島田さんに聞いてみると、彼は「うん」と頷いて、


「そうだよ。冒険者に成りたてでまだアタッカーをしている頃だったかな……ダンジョン内で偶然会ったフリーの冒険者とパーティーを組んだ時に、もう引退するからあげるよって貰ったんだ。強い武器だったから有難く貰っちゃったけどね」


「じゃあその渡した冒険者が犯人なんじゃない?」


「俺もそう思って何人かカースシリーズを譲り受ける場面をダンジョンライブで見返したが、皆顔が違っていたんだよな」


「ってことは犯人は一人じゃないってこと?」


 灯里が言うように、カースシリーズを渡してきた人物が違うというのなら犯人は一人ではなく複数人いるということになるな……。


「実はそれも分からねぇ。渡してきた冒険者の顔を覚えてここ何日かギルドで出待ちしてみたんだけどよ、出入りが一度もなくて全く見つからねぇんだ」


「ええ……」


「きな臭い話になってきましたね」


 楓さんの言葉に心の中で同意する。

 じゃあカースシリーズを渡してくる冒険者達はいったいどこにいるんだ? まさかずっとダンジョンの中に入ってるとか言わないよな。


「でもさ、そもそもなんで新米冒険者ばかりにカースシリーズを渡してくるんだろうな」


「そんなの簡単じゃないか、狙い易いからだろう」


「狙い易い?」


 俺の疑問に答えたのは、今まで静観していたメムメムだった。彼女は淡々とした声音で、自分の推理を唱える。


「新米なら装備も貧弱な物だろうね。だからもし強力な武器がタダで手に入るんだったら、有難く貰うはずだ。強い武器を使えば攻略も速いし戦闘も楽しい、何より手っ取り早く強くなれる。

 人間というのはそういうものだろ? ボクだって、ソシャゲを新しく始める時はリセマラをして強いキャラやアイテムを手に入れる。その方が楽だし楽しいからだ。そういった心理に付け入りやすいから、警戒心が薄い新米冒険者は狙われ易いんだよ」


「なるほど……」


 メムメムの推理に納得してしまう。

 もし俺も最初の頃に強い武器をタダでくれる冒険者がいたら、感謝して譲ってもらっただろうな。特に冒険者になったばかりの頃は、早く家族を助けたいと焦っていたし。

 でもメムメム、なにもソシャゲに例えなくてもいいんじゃないか……。


「逆に中級、上級の冒険者には警戒されてしまうだろうね。タダでくれる奴なんて怪しいし、そもそも彼等が所持している装具の性能はカースシリーズと比べても同等かそれ以上だから必要もないだろう」


「だから新米冒険者が狙われるのか……」


「でもさ、その犯人はどうしてこんな事するのかな」


「わかりません。何か目的があって行っているのか……ただの愉快犯なのか」


「兎に角、ダンジョンの秩序を守る為にもこのままにはしておけねぇ。絶対に犯人を突き止めてシバいてでもやめさせてやる」


「やっさん、俺にもできることがあるなら手伝わせてくれ」


 バシンッと手の平に拳を叩くやっさんに、俺は真剣な声音で告げる。

 やっさんにはいつも助けてもらっているから、俺にできることがあるなら手助けをしたい。それに、このまま犯人を野放しにしてもおけないしな。


「僕も手伝いたい。ダンジョン病の苦しみはよく分かっているからね。僕のように苦しむ人を出さない為にも、絶対に犯人を捕まえよう」


「島田さん……」


 強い思いを抱いているのは俺だけではなく、島田さんも同じだった。島田さんはダンジョン病に苦しんでいるから、犯人に対して思うところがあるのだろう。


「おっ! それは助かるぜ! シローが居るなら犯人を見つけられる可能性も上がるかもな。なんせお前はトラブルメーカーだしよ」


「トラブルメーカーって……」


 笑いながら背中を叩いてくるやっさんに突っ込む。自覚はあるけど、トラブルメーカーはやめてくれよ。

 皆にも聞いてみると、快く同意してくれた。皆も犯人のことを許せないようだ。特に同じ苦しみを味わった島田さんが一番やる気に溢れている。


「悪ぃがおれぁ手伝えそうにねぇ。依頼もあるし、これ(カースシリーズ)を分解できるか調べてみてぇしな」


「あたしもシローちゃん達のマントを作らなきゃいけないから手伝えないわ。ごめんね~」


 申し訳なさそうに謝ってくる信楽さんとベッキーさんに、やっさんは気にするなと伝える。彼等にも仕事があるし、今回は仕方ないだろう。


「それじゃあ来週の土曜日あたり頼むぜ。それまでに俺も調査しておくからよ」


「わかった」


 俺達が土日しかダンジョンに来れない事を考慮してくれて、来週の土曜日にやっさんと会う約束をした。


(いったい誰の仕業かわからないけど、絶対に犯人を突き止めるぞ)


 新米冒険者を苦しめている犯人を必ず捕まえてやると、俺は決意を抱いたのだった。



やっさんの外見イメージは、モン○ンのひろしです。


明日も投稿予定です!

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[一言] まだベッキーで良かった。 エリザベスとかクリスティーヌとか言われたら……
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