閑話:あのうつくしい星の名を
海に面した半島状の、小高い丘の突端に、その教会は建っていた。
白いモルタルで固められた小ぢんまりとした建物は、海を照らす黄金色の夕日を背に、楚々と佇んでいる。水平線はどこまでも遠く続いていて、この世界に、今、この場所だけが存在するような錯覚に囚われた。
孤高であり、崇高。バンガー大聖堂の荘厳さとはまた違った、素朴な美がそこにあった。
「エディ」
名前を呼ばれて、私はたった今気付いたように傍らの人を見下ろす。彼女の白金の髪にも夕日が反射して、今はほんのりと赤みの差した金髪のように見えた。
「何? グウェン」
彼女の名を呼び返すと、いつも憮然とした顔の少女が怪訝そうに眉を寄せている。微かな表情の機微はわかるようになったけれど、未だに彼女の繊細な陰翳の多くを読み解けてはいない。
だから私は、いつも彼女に尋ねるのだ。感情の揺らぎのその先を。
「ぼうっとしていたようだから」
「あまりに綺麗な光景で、ほんの少し、我を忘れてしまったよ」
「そうね。気持ちはわからなくもないわ。けれど早く準備をしないと、すぐに日が落ちるわよ」
「うん」
言葉にしない感嘆を大海原へ向けながら、グウェンは眩しそうに目を細めた。準備と言われて思い出す。日が落ちる前に焚き火を作って熱源を確保しなくてはならないということを。
今日の寝床はこの小さな教会であるから、暖炉のない屋内で火を熾すわけにもいかなかった。
バンガーからメナイ海峡を渡って半日。昼前にウェールズ本土を出てから歩き続けた私たちは、南側から西回りにアングルシー島を巡ることにした。
この島の南端はウェールズ北部と同じくらいの位置なので、今からすぐに北東へ向かうよりも、南西回りで数日掛けて進んだ方が気候もちょうど良いだろうから。そう提案すると、ウェールズ北部の厳しい気候をよく知るグウェンも同意してくれた。
合間でアングルシー島の内陸にある町や村に寄り道をするつもりではあるけれど、いつ、どの辺りでどこまで寄り道をするかは、その時の気分と食料や備品の減り具合で決めることにした。
道程が必ずしも計画的に進むかと言えばそうではないし、予め決めていた道が通れないことは旅の上では多々あることだ。現に今日も、バンガーの村を発ったのは昼近かったから、アングルシー西端にある、ホリーヘッドまでの道の半分も進めていない。
もう少し進もうと息巻いた彼女を宥めながら、日が朱を帯び始める頃にここより手前のアベルフラウの町で、今夜寝泊まりできそうな場所を尋ねた。
そうして教えられたのが、アベルフラウからまた少し南西に歩いたところにある、クリビナウのこの教会だった。名前はなんといったか。
「聖クワイファン教会、だったかな」
「聖クウィヴァン教会よ。ウェールズ語では、Fの単字は英語の“V”の発音になるの」
「そうなのだね。では“F”の発音はどう表記するの?」
「Fをふたつ重ねる。それで一字として扱うのよ。ほら、わかったら早く薪を組んで火を熾してちょうだい。せっかく鍋を借りられたのだから、ケニンと干し肉のスープにしましょう」
「ケニン?」
「あなたたちがネギと呼ぶものよ」
「あぁ……うん。そうだね。なるほど、ネギか」
「安心して。パセリもニンジンも入っていないから」
「それは昨日の今日では冗談にならないよ、グウェン」
グウェンに急かされて、私は小脇に抱えていた薪を組み始める。この薪と、彼女が籠と一緒に抱える小鍋は、ここから一番近い民家に住んでいる、教会の墓守から借りたものだった。
一晩の宿を求めて教会に寝泊まりする許可を貰いに行くと、外で火を熾すのに不便だろうからと薪をいくらかもらったのだ。
ついでに夕食はどうするのかと聞かれ、バンガーで買った果物を食べようかと話していると、「スープくらい無いと身体が冷えるだろう」と言われて、小鍋を貸してもらった。それで今晩も、温かな夕食にありつけることになった。
ひとり旅をしていた頃は温かい食事を食べられることが稀だったので、こうも立て続けに冷めていない食事を食べられることは幸せなことだ。
火打石と火打金で火種を熾す。薪に火を点けると、鍋に水を注いだグウェンが器用に手の上でネギと干し肉を切っていく。その様を眺めながら、ここ数日の快適な旅路を神様に感謝した。
「器を出して。バンガーの村で買ったでしょう」
焚き火が燃え広がらないよう、回りの草を引き抜いては火の中にくべていく。瑞々しかった緑は燻され、水が蒸発し、最後には枯れ草のようになって燃されるのだ。枝を拾ってきては火の世話をしている内にスープができたようで、彼女は匙で鍋の中を掻き混ぜながらこちらに手を差し出した。
自分の鞄を漁って、ふたり分の椀を彼女の手に乗せる。薬草と薬と調薬器具で一杯のグウェンの籠には、椀と匙まで入らなかったので、こうして私が持ち歩くことになったのだ。
食料はそれぞれの手荷物に少しずつ詰めた。スープに浮かぶネギや香草は彼女の、鍋の底に沈む干し肉は私の鞄から出たものだった。それらを私と彼女の椀によそって、小さな焼きものと一緒に食べる。水で溶いた押し麦の粉に、砕いた木の実を混ぜて焼かれたものだ。
ほどよく塩気を落とした干し肉と、スープに浮かんだネギの風味が、昼間から歩き通して適度に疲れた心と身体をほぐしてくれた。
▽ ▲ ▽
食事を終えて細々とした雑事が片付いた頃、グウェンの淹れてくれた薬草茶を飲みながら、私は数日前から考えていたことを彼女に切り出した。
「折り入って頼みがあるんだ。――私に、ウェールズ語を教えてくれないだろうか」
彼女は私の話を聞くなり、目を瞬かせて首を捻った。考えもしなかったことを言われた、という顔で。
「突然ね。どうしたの」
「バンガーに入る前から考えてはいたんだよ。きみと同行するようになって、ウェールズ語を耳にする機会も少しずつ増えているだろう」
「……そういえば、南東部を旅してきたからウェールズ語に馴染みが薄いのだったわね」
「うん。あの辺りは、小さな町でも英語が普及していたから」
南部は北ウェールズよりも、イングランドに馴染みやすい土地だった。東部が地続きで接地しているお陰でより英語が浸透していたし、イングランドに対する抵抗感も北部ほどではない――そこには長い歴史の中でウェールズが一枚岩ではなかったことと、何百年も前の南部諸侯が当時のウェールズ大公、ルウェリン・アプ・グリフィズに反感を抱いていたことが由縁しているのだけれど、今はその話は置いておこう。
「でも……それだけの理由で?」
「先ほどのように、わからない単語が出てくるたびにその都度聞き返すのも悪いかな、と。それに、ほら、ケルズダントはウェールズ語の歌だから」
これまで私が歌ってきたものは、すべて先人に教えられた、“歌詞そのものを音として覚え込んだ歌”だった。
ウェールズ語はわからなくとも、口にする詩の響き、音、どういった意味の歌であるかを大まかに伝え聞いて覚えることはできる。邪道のような方法で覚えたそれは、謂わば“まがい物の歌”だ。
発音を英語の音に置き換えて覚えても、単語ひとつひとつの意味を理解しているわけではないからそこに意味はない。ただ、情感を声に響かせるために詩の内容を知らなければならなかったから、吟遊詩人であった師に内容を尋ねただけの“模倣”なのだ。
己に残された時間の少なさを悟っていた師は、それを許容した。「この音域からこの旋律の間には、このような出来事を歌い、このような心情で語りかけるのが良かろう」そう語り聞かされ、後はひたすら、師の歌を聴いて同じように真似た。
歴史書や物語を読むのは幼い頃から好きであったから――その中にしか、私の世界は無かったから――意味を聞きかじり、覚えることは苦ではなかった。彼の教授を受けて自分なりに解釈を加えたりもした。
けれど、結局はそれも、彼の解釈の上にのみ成り立つものだ。言葉のひとつひとつを理解して自分で昇華したものにはなり得ない。
ひとりでいる間は、それでいいと思っていた。日々を気負わず生きられるならそれで満足していたし、歌は日銭を稼ぐ手段以上のものではなかったから。感謝こそすれ、その他を求めるほどのものではなかった。
それが覆ったのは、彼女がウェールズ語に対する想いを私に語り聞かせてくれたときだった。
私にとって生きる手段のひとつでしかなかったものは、誰かにとっての誇りだったのだと知ったとき、自分がとても軽薄な存在のように思えてならなかったのだ。
彼女の誇るものを、軽忽に扱っていた自分が、急に恥ずかしくなった。そして、彼女の誇るものを深く知りたいと思った。
そのようなことを、後半の自分の不格好な想いには蓋をしてグウェンに告げると、彼女はしばらく焚き火を見つめながら黙り込んだ。
薬草茶の入った仄温かな椀を両手で握りしめる、グウェンの表情は凪いでいた。喜んでいるふうではないけれど、特別怒っているわけでもないらしい。考え込んでいるのか、自分の心に何かを問うているのか、短いとは言えない沈黙の後で、彼女は迷いを残しながらこう答えた。
「少し、考えさせてくれないかしら。多少は読み書きができるけれど、人に教えられるほどの教養は無いもの」
「読み書きなら充分できていると思うけど。よく薬のレシピを読んでいるし、たまに追記を書き込んでいるだろう?」
「それよ。わたしの読み書きの知識は、植物や薬のことに偏りすぎているの。それに、人に教えたことも無いから上手く説明できるかもわからないわ。ウェールズ語は英語に比べて、変則的な単語や文法が多いから」
他人の目から見れば問題ないように思うことも、本人からすれば納得のいかないものがあるのだろう。或いはこれも、彼女が母語を大切にするが故のこだわりなのだろうか。
葛藤もあるのかもしれない。ウェールズ人の核たる部分を、イングランド人に明け渡して良いものかと。きっと沈黙の間に、彼女の内を様々な思いが巡ったのだろう。
彼女の中で整理がつくまで待つ、という選択肢もあった。けれど、今日一日で彼女がこぼしたため息の数を思えば、グウェンにとっても気を紛らわせるものが必要な気がしたのだ。
彼女は恐らく、ゆうべの出来事をまだ心にわずらっている。シスターと話した夜のことを。
昨日の今日なのだし、無理もないだろう。彼女たちの話を直接見聞きしたわけではない私には、上手くグウェンを慰められる言葉もない。
だから、何か別のことに意識を傾けていれば、彼女の心に残ったしこりもそのうち解けるのではないか、とも思ったのだ。
現に、夕食を作っていた彼女の口からは、ため息が聞こえなかったから。
(……なんて、言ってもこじつけみたいに聞こえそうだから言わないけれど)
そのような私の内心も露知らず、沈黙を保留の了承と受け取ったのか、グウェンは薬草茶を飲み干して焚き火を片付け始めた。そばの海辺で小鍋に汲んできた海水を、まだ燃え盛っていた薪にかけて火を消す。ジャッ、と耳障りな音が響いて白い蒸気が吹き上がると、途端に辺りが宵闇に包まれる。
ついさっきまで薄明かりが空を勿忘草の色に染めていたというのに、いつの間にかインクの滴る夜空が広がっていた。焚き火の明るさに紛れて気付かなかったらしい。
それでも尚、彼女の表情が窺い知れるほどには明るい夜だった。火も立ち消えて何故、と目を瞬かせたところで、グウェンの頭越しに、彼女の背後へ広がる夜空を見上げて、その光源を知った。
ほぅ、と無意識のうちにため息が漏れる。食い入るように空へ見入る私の様子に気がついて、グウェンがこちらを一瞥した。
「ご覧。星が、降ってくるみたいだよ」
空を見上げたまま彼女へ告げると、グウェンも振り返り、私の視線の先を追う。
「……すごいわね。一面の星空なんて、家の周りでは木々が邪魔して見られなかったわ」
彼女もまた、同じように感嘆の息をついて呟いた。遮るもののない半島の上に、ぽつりと小さな教会だけが建つこの場所だからこそ、無数の星の光がさざなみとなって私たちのもとまで押し寄せているのだ。
胸が震えるほど、それは美しい光景だった。――あぁ、それなのに。
「私には、この空を形容する言葉のひとつもわからないよ」
悔しさに歯噛みした本音が、唇の端からこぼれ落ちる。
「あなたがそんなに浅学だとは思えないのだけど」
それを額面通りに拾い上げたグウェンへ、首を振って否定した。
「私の持つ言葉なら、それはいくらでも言い表すことができるのだろうね。だけど、そうじゃないんだ。英語では駄目なんだ。それではきっと、このアングルシー島という場所でしか見られない景色が色褪せてしまうんだよ」
心に浮かぶままに抱えていたもどかしさを声にすると、なるほど、と自分の中でごちゃごちゃと考えていたあれやこれやが急にストンと腑に落ちた。
ケルズダントを歌うためだとか、自分の知識欲だとか、グウェンの気晴らしだとか、あれこれと理由を並べ立ててみても、結局は、私のただの我が儘なのだ。
「この、全方位、どこを向いても広がる美しい景色を、この地で称賛するための言葉さえ、私は知らないんだ」
言葉が、欲求が溢れた。何かを為したいと思ったことなどなかったのに。
今は、ただ、この光景を形容するための言葉が欲しい、と切実に思った。
嘗てひとりで見上げた空は、感情を共有する相手も必要もなかったから、そこに何かを求めることがなかったのだ。
しばらくそうして空を仰いでいると、今日何度目かも忘れたグウェンのため息が聞こえた。そこに含まれる感情が読めずに彼女へ視線を移すと、グウェンは困ったような顔でこちらを見ていた。
「あなた、本当に引き下がらないわよね。我の強い人」
「そうかな? 自分では、どちらかと言うと主体が無いような気がしていたけれど」
「よく言うわ。さよならと言ったわたしを頑として引き止めたのは、あなたでしょうに」
じっとりと、睨むともなしに胡乱な目を向けた彼女の表情は、やがて徐々に毒気が抜けて思索するように逸らされた。濡れた布で椀を拭いながら、ふぅ、とまたひとつため息が聞こえる。
「mae'n brydferth、よ。美しい、という意味のウェールズ語」
「まいん、ぶりどゔぇるす」
「本当、下手くそな発音ね」
「グウェンの英語は上手だね。ちゃんと英語として聞こえる」
「それ、褒めているつもり? それとも喧嘩を売っている?」
まさか、と驚いた顔をすると、彼女は唇を引き結んだ。眉間が寄りつつあるのを、すばやく両手で目元から隠して、誤魔化すように頬を揉む。
教えを乞う私がどうして彼女に喧嘩を売ると思うのだろう。純粋に褒めたつもりだったのだけど。
少しばかり滑稽で可愛らしい彼女の仕草を見つめていると、グウェンは顔を両手で覆ったまま、呻くように呟いた。
「移動の休憩時間に、少しだけ。それでいいなら、わたしのわかる範囲で教えるわ。……教え方が下手だなんて、言わないでちょうだいね」
「良いの? 本当に?」
「どうせここで断っても、明日、明後日と食い下がってくるのでしょう。突っぱねる労力が無駄だわ」
自分の聞いた返事が信じられなくて、念押しを込めて聞き返すと、やっと手のひらの下から彼女が顔を覗かせた。
全体的に色味の薄い彼女の顔立ちは、この夜の下でもうっすらと表情が窺えて、人ではない何かの、そう、神秘そのもののように見える。白く透った肌が、星の光を集めて反射しているのだろうか。まるで、星明かりをヴェールにして纏っているようだった。
この夜空が壮大さを思わせる美しさなら、彼女のそれはこの周囲一点だけを切り取った、夢うつつのような美しさだろう。
「マイン・ブリドヴェルス」
覚えたての言葉を、舌の上で味わうように転がす。それに、彼女は少しだけ口元を緩めた。
「今日はこの星空を眺めながら眠りたいな。教会の窓際なら外が見えるかな。あぁ、でも窓際だと、夜中に肌寒くて目が覚めるかもしれないか」
「どちらにしても、椅子を脇に寄せないと横にもなれないわ」
グウェンは拭き終わった椀を私の鞄に押し込むと、布をたたんで自分の籠に仕舞った。明日の朝、飲み水を汲みに行くときに洗うのだろう。
海はすぐ近くにあるけれど、真水の流れる川までは少し戻らなければならない。日が落ちてあちこちうろつくのは、開けた場所とは言え得策ではなかった。
「そろそろ中に入りましょう。寝支度をしないと。明日は出発する前に、この鍋も返してこないといけないんだから」
うん、と私が相づちを返す。それを聞き取ると、彼女は籠を抱えて教会へ入った。私も鞄を肩に引っ掛けて後に続く。手をついたざらつくモルタルの白い壁が、星の光を浴びて仄かに輪郭を浮き上がらせていた。
海も、空も、教会も、彼女も――今この夜、ここには美しいものだけが存在していた。それを丸ごと宝箱に詰めて、大切に仕舞っておくこともできないことがとても歯痒い。
己の身以外には、ハープのひとつきりを持った私にできることなんて、ただ歌うことだけだ。
いつか、この景色をもケルズダントとして、歌に織り上げることができるだろうか。
途方もない未来に思いを馳せながら、私は教会の扉をそっと閉めた。
DIWEDD
今回は調べものの過程で見つけたクウィヴァン教会を出したくて「書くぞ」と思っていたのですが、蓋を開けてみればエディの「ウェールズ語教えて!」が主題になってしまってどうしてこうなったという感じです(毎回のこと)
このクウィヴァン教会、現在はアングルシー島の南端にある、「引き潮の時にだけ歩いていける孤島の教会」なんですが、「引き潮の時にだけ道が出てくる教会とかロマンじゃないか」という気持ちで手を付けたのに、Wikipediaさんに聞いてみたらどうやら孤島になったのは19世紀辺り(波で地表が削られて墓地が崩落したらしい)で、それまでは半島状の場所だったと知って、今回半島として書いてます。
(削れただけで一応地続きだったので、今でもGoogle Mapさんでは半島状に描かれてるようです)
開けた平原から小高い孤島になっているので、見晴らしが最高。
教会自体は小さく、補修や改修は入っているものの古くから建っている建物なので、2作目で出てきたバンガー大聖堂に対してとても素朴で小ぢんまりした建物です。
興味を持たれた方はGoogle Map辺りで「St Cwyfan's Church」と検索してみるととても素敵な風景写真が沢山出てくるので是非。
エディの「ウェールズ語教えて!」は1作目の閑話を書いていた時からぼんやりと考えていたのですが、「どうして年単位でウェールズに居座っておきながら今更?」というのもここで書いておきたかったので、クウィヴァン教会が云々よりもこちらの意味合いの方が色濃い閑話になってしまいました。
因みに作中で出てきた人名「ルウェリン・アプ・グリフィズ」は1作目で名前だけ出てきたスウェリンのことです。誤字ではないです。
英語名だとルウェリンと呼ばれているのです。
誤字報告される前に弁明しておきますね。
はてさて今後エディのお勉強は生かされるのか…?
お話が思い付いたらまた続きを書きたいな、というていで執筆しているので、私の頭がぽこぽこと構想を吐き出してくれるよう祈っていただけましたらば。
それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました。
あとがきが無駄に長くなってしまいましたが、また拙作にお目通しいただけると幸いです。




