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24金の宝玉  作者: 焼きそば太郎
団結
7/9

アメリカ

司はアメリカにいる。


初めてのアメリカだが、司は舐めすぎていた。


地球では紙幣と言語はは統一の為、司が目をつけられるのも時間の問題であった。


「よぉ日本人、アメリカに何の用だ?」


「1人旅だよ、大した用事はない」


「ふてぶてしい態度だな、ここは俺たち『キルズ』の領土だぜ?勝手に入ってきてもらっちゃあ困るねぇ」


「それは知らなかった、だがここは空港をでてすぐだろ?そんな所に領土を置かれちゃアメリカにくるやつ全員が勝手に入る事になる」


「そんな事知ったこっちゃねぇよ、入ってしまったもんは仕方ねぇ、金さえおいてきゃ無傷で見なかった事にしてやるぜ?」


「なんとも勝手な国だな」


本当に言ってる事が無茶苦茶である、単刀直入に金を出せと言わない所がまたいやらしい部分だ。


「いいから黙って金をだしゃいいんだよ、ころされてぇのか?」


「まっぴらゴメンだ、幾ら欲しい」


無論、渡す気などない。



ここにいるキルズとゆう輩の人数は8人、司にとって存在を消す事は容易である。


何故か、それは確信者の能力にある。


確信者とはそもそも情報を提供する者、存在を知る者、情報を知る者などだが、一定の基準を満たした確信者はある物を授けられる。


それは右胸のタトゥー、24コアである。


24コアを持てば、ある一定の距離にいるコアを持つ確信者の位置がわかり、1度任意でステータスを交換すれば3km圏内なら通話する事もできる、これはアメリカの調査隊が産み出した物である。


そして24コアの真の強み、それは敵と見なした相手を昏睡状態に陥らせる事ができると言うものだ。


人数に限りは無く、敵と見なせばコアを持つ確信者の指示で眠らせる事ができる。


その1時間前の記憶は抹消される。


なので相手が知りすぎても眠らせれば済む話だ。


「にいちゃん幾ら持ってんだ?」


「このケースの中には100万入ってる」


司は嘘をつく


「100万か、なかなか持ってんじゃねぇか。それなら優しい俺たちだ、生活の事も考えて99万置いていきな、1万ありゃなんとかなるだろ!だっはっは!」


嘲笑うキルズのメンバー、逆にこっちが吹き出しそうである。


司は答える


「わかった、俺も命が惜しい、その金額は払うと約束するから情報が欲しい」


「おっと交渉か?まぁ金さえくれりゃ優しい俺様が提供してやるよ」


「それはすまない、では。宝玉の存在を知ってるか?」


「宝玉だと!?だははははは!!!」


所詮こいつらはおとぎ話程度にしか思ってないのであろう。


「にいちゃんよぉ、宝玉がどうした?日本人ってのは宝玉を探しにアメリカにくるのか?だはは!」


その時コアが反応する。


(24コアの持ち主を検知しました。ゼム コロナ28歳)


なに?


誰だ?


「お前らキルズの中に確信者はいるか!」


司は声を荒げる。


「どうしたにいちゃん、宝玉なんて」


ドンッ。


キルズのメンバーは全員昏睡する。


「どれだ確信者は」


もうキルズは相手はしていない。


その時。


60台は優に超すであろう思い思いにカスタムされたアメ車が司の前に止まる。


そして3人降りてきたと思えば1番大柄な男が叫ぶ。


「おめぇらぁ!この辺流しとけ!集合は10分後だぁ!」


「「うぉぉい!!!」」


1台車を残して他の車は四方八方に散らばる。


そしてコアの反応が強くなる。


(確信者の距離まで、あと10mです)


これだ。


この3人のどれかだ。


1人確信者がいる。それもコアを持つ程の。

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