表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
24金の宝玉  作者: 焼きそば太郎
プロローグ
3/9

2人目 ゼム コロナ

筋肉隆々にサングラス、まさに某カーアクション映画に出てきそうなストリートが似合う漢。



「おいハント、飛びっきり強いのが飲みてぇ」


「わーったよゼムさん、今ウメェの作ってやるよ」


その漢 ゼム コロナはアメリカにいた。


アメリカは日本と違い権力が強ければ強いほど金が入る、いわゆる縦社会。


その権力はどう手に入れるかは、ギャング国家であるアメリカらしい、力、金である。


ここに国のトップはおらず警察もいない。


なので好き放題、とまではいかない。


人を殺しても裁きを受けないのは事実だが、それよりも辛いものはある。


他のチームの人間に手を出せばそのチームからの反逆が待ってるのは言わずもがな、チーム同士で仲良くする事も特に変わったことではないので、意外と事件は少なかったりする。


ただ、やはり大きいチーム同士となると話は変わってくる。


金争い、権力争いなどでぶつかる事は多々ある。


それでしか金は稼げないのである。


ゼムの持つチーム『ミ ヴィダ ロカ』


2500人なるチームでその規模は最大。


敵対するチーム『365(スリースィックスティーファイブ)』が2400人規模であり2番目。


これはアメリカの2代トップのチームである。


チームとゆうのは日本でゆう都道府県みたいなものであるが、そこまで明確な決まりはなく、一匹狼もいれば少規模のチームもある。なんともアメリカらしい。


そしてそのチームで飯を作る班なり、金を稼ぐ班なり協力して生活していくのだ。


そしてそのアメリカの頂点に立つ男がゼム コロナである。


金も力もナンバーワン。


サシで挑んで勝てる者はまずいない。


生きる伝説として謳われている彼は、寝ている時に忍び込んだ暗殺者を寝ながら撃ち殺したと言うのだから本物である。


そして次の日には暗殺者のチームも割れそのチームはその日のうちに消滅である。


そのチームでも700人と十分な規模であったが、なにせ『ミ ヴィダ ロカ』の戦力が他とは比にならないほどであるからとゆう理由もある。


ゼムは戦力の補充に金と無茶を惜しまない。


365からも上層部に伝達する間もなく戦力を引き抜くと言うものだから大したものだ。


そして人を見抜く力も人一倍ある。


こいつは育つと思えば子供であろうが容赦せずチームにいれる。


それがゼムのやり方。


チームとして成り立つのに正解はないが、ゼムのやり方でついていくものが、現にこうして2500人を越えようとしている。


そして、なにを隠そうこのゼム コロナ


アメリカの確信者、つまり宝玉の存在を知るものである。


ゼムがわずか8歳にして、このチームを作ったのにも、宝玉を手に入れる為なのである。


8歳で同級生、同世代の戦力を圧倒していたゼムがチームを作ると聞いて集まってくるものは少なくなかった。


そして現在ゼムは28歳。


今年で20周年になるこのチームはゼムの実力、人脈、自分の持っている才能全てを使い今に至ったのである。


なぜゼムが確信者であるかは幼少期、母も父もいないゼムに救いの手を差し伸べた宝玉そのものだからである。


物心がついていないにもかかわらずその時のことはいやでも忘れられないだろうと信用できる人間に語るゼム。


チームを作るにあたりゼムは3人で旗揚げを行った。


ゼムの肉体を遥かに凌駕する戦力担当のガルド、ハッキング、その他IT関係を担当するビーツ、その2人であった。


今ではこのチームの3強と呼ばれている。


話を戻し宝玉だが、ゼムが親もいない生後間もない頃から今に渡り飯を食べなくとも生きていける体を手に入れている。


ゼムがわかっているのは宝玉により助けられたのではないかとゆうあくまで予想。ただそれだけ。


だが飯を食わなくても生きていける体を手に入れている、そんなの現実世界ではありえない話だ。


それをゼムは宝玉のおかげと言うのだからガルドとビーツは疑わない。


ゼムはそんなしょうもない誰も得をしない嘘をつくような男ではない。


アメリカの確信者はこの3人。


2500人からなる『ミ ヴィダ ロカ』


このチームはアメリカでの最強チームであり、密かに宝玉を探す確信者からなるチームであった。


ゼムは心の底から思う。


「宝玉の野郎、俺はお前に直接会ってあん時の礼がしてぇんだ。なにも取って食おうってわけじゃねぇから姿みせてくれよ」


読んでいただきありがとうございます。


確信者の設定があやふやになりそうなのですが、


見たこともないのに絶対にあるぞっと夢を見ているような輩は確信者ではありません。


ガルドとビーツは友情からなるものなので勘弁しておいてください。


悪しからず。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ