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第二話 其の四
其の三の続き。
ある日、彼女は決心した
「屋上から、飛び降りよう」と。
それを実行したのは春休みの直前
まだ雪が降る日だった
だれもいない職員室にそっと忍び込んで
屋上への鍵を取った
その後すぐさま屋上への扉へと駆け上がり鍵を開けた
その時、時計は午後5時を指していた。
遥は驚いた。
扉を開けると空がほんの少し黄色くあとは真っ白だった。
そこまでに違和感はなかった
遥が驚いたのは空ではなかった。
驚いたのは________
自分以外だれもいないはずの屋上に
白い服を纏った同世代の少女がいたことだった。
(続く)




