(再投稿)第二話 其の二
其の一の続き。
一人の少女は職員室へ向かった
「失礼します。雨宮先生はいらっしゃいますか?」
その声に一人の先生が返事をした
「はい。今行きます」
雨宮先生、と言う人は少女に小声で質問をした
「…何か用?」
少女は小声で答えた
「…屋上の『あの子』に会いたいんです…」
先生はそう聞くと
「…わかった。じゃあ、準備するから待ってて。」
と言い、ボードにかけられている「屋上用」の鍵をとった
そして職員の先生方に向かって
「少し用ができたので失礼します」
と言って少女と共に職員室を出て行った。
しばらくして
職員室の先生たちの誰かがこういった
「…また、あの用事、か…前にも屋上に行った生徒がいたよな。」
「ええ、その生徒、確か先生に許可を取らずに行ったようですし。」
「ばっかだな…ちゃんと理由を言えば「どうぞ」っ言うのに。」
「まあまあ、今は気にしないでおきましょうよ、この前の生徒だって
ちゃんと反省しているでしょうし。」
「ま、それもそうか。『あの子』のおかげでここ最近は学校の中で__もないからな。」
「にしても、
『あの子』は本当に存在するんですかね?。」
・・・・・・・・・・・
(続く)
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