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ないている

作者:

内容は暗めです

それでも良ければどうぞ



いつからだろうか

泣いている人がいる

気付いたらそこにいた


その声は小さく、場所は暗く

周りの人は気付かない


けれど私は気付いてしまった

音に敏感だから?

暗いところが好きだから?

わからない


姿はよくみえないけれど

確かにそこにいるのだ

泣き声からおそらく子供だろう


どうして大きな声で泣かないのだろう

そうすればきっと

母親なり周りの人が慰めてくれるはずだ

それなのにどうして、


いや

以前は大きな声で泣いていたのだ


そうして慰めてもらって

それでも


泣いて

泣いて

泣き続けて


泣くのに疲れた


器の底から溢れてくるものが

やがて一杯になって

零れてしまわないように

たまに様子をみては

そっと傾けるように


彼は静かに泣くことにしたんだ



彼にかける言葉が見当たらない

寄り添って

悲しみを分けてもらおうとしても

きっとあなたは

分けてくれない


だから一人で泣いているのだ


私は立ち竦んだ


そしてどうか

あの子が笑顔でいられますようにと

組んだ両手に願いを込めるように


私は強く祈った



見ていただきありがとうございました!

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