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棒人間

作者: ヨだか

今日も薄っぺらくて立ち向かうだけの1日をおくった。

安寧の日々はいつまで経っても来ない。

できることはただひたすら目の前のことに逃げずに取り組むことだけ。

どこまでいってもその繰り返しだ。

空虚を埋めたいがために、あるいは埋めるものを得たいがために今日も全力で立ち向かった。

理不尽に立ち向かうための力が必要だから、理不尽なほど結果の伴わない努力を続ける日々。


虚しい虚しい虚しい虚しい虚しい虚しい虚しい虚しい虚しい

寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい

苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい

空虚空虚空虚空虚空虚空虚空虚空虚空虚空虚空虚空虚空虚


それでも立ち向かうのをやめない。立ち向かうのをやめてしまったら全てゼロになる気がするから。自分には何もない。敢えて言うなら呪いのようなハンデだけ。だからこそ、立ち向高めることから逃げた時には何も残らない。努力もなく人は認めてはくれないし、愛もくれない。

だから私は明日も立ち向かうしかないのだ。立ち向かうことでしか可能性を保ち続けることができないのだ。


他人から見たらきっと痛いのだろう。そんなことは私が一番わかっている。それでも自己暗示が如く単語を羅列することだけが私の心を癒すのだ。

立ち向かうということは孤独だ。心からのアウトプットを行い、それに対して肯定でも否定でも嫌悪でも何でも、あたり障りのない言葉を発して薄っぺらい肯定を得ることに比べたら厚みがある本物に思えるのだ。その事だけが私の心を癒すのだ。


辛いし、吐き気がするし、虚しいし、終わりは見えない。

でも、得たものは沢山あった。確実に前進している。終わりに近づきつつある。


そう思わなければ自分を保ち続ける事ができない。

空っぽな人間なのだ。


いつか誰かに愛してもらえれば埋まるのかもしれない。

心が崩れて死ぬまでにできることを全部やらないといけない。

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