登場人物紹介
作者が忘れないようにする為のメモのようなモノ。
※プリシラの外見年齢を修正しました。
(2018/2/26)
※各キャラの解説に、容姿の簡単な説明を追加しました。ついでにエネミアの解説を加筆修正しました。
(2018/2/26)
【エネミア・マテリム】
この二次創作の主人公。獣人の少女。
【概要】
惑星マテリムジアイヤで過酷な環境を生き抜き、剣聖とまで言われた存在だが、剣の腕はそれほどでもないらしい。また、割と脳筋。
作中で最も命の価値観がしっかりしているキャラでもある。世界の果てに身投げして自殺しようとした所をフェバルであるエーナさんに話しかけられ、その莫大な力の奔流に狂戦士の血が騒いだ結果、フェバルになって不老不死になってしまったため、自殺ができなくなった。
しかも、〝気力ゼロ〟〝魔力ゼロ〟に赤子に劣る身体能力のオマケ付きで。
故郷の星では、惑星規模の迫害対象の獣人であり、寿命は30年も無い短命である。人より優れた能力を持ち、人より儚い命を持つ種族として生を受けた。
その生誕には、人と獣が交じり合う事で生まれるとされるが、他の星でそんな事したってまず獣人が生まれる事は無い。生命の許容値が高く、また、過酷な環境故に原生生物の生存本能が極まっているマテリムジアイヤ固有の種族で、他の星にいる獣人とも全く違う新たな人類である。
彼女を一言で表すなら、恐れる事が無い少女、である。
何があっても受け入れて立ち向かうだけの強い精神を持っているが、それは自分がいつ死んでも構わない為の達観と諦めに満ちたモノである。
他人とは違う命の価値観を持っており、彼女にとっての『命』とはお金などの通貨と同じ、〝消費するもの〟でしかない。そのため、人の命の価値を立場や能力などで客観的に分析し、総合を取って価値を査定する、ある意味恐れ知らずな行為を常にしている。
その意味では、剣聖という立場、人類最強という能力、全てをとっても最高の価値を持っていた自分の命を簡単に投げ捨てる様な行動をプロローグでとったのは、本人曰く「使い尽くしたから」らしい。
彼女にとって、〝消費するもの〟である命は何かを為すごとに常に消費されている。立場を上げ、能力を磨き、価値を上げる事はあっても、その度に消費してしまえば意味は無い。その点、故郷では既に頂点の一角に存在していた彼女の命の価値はもう上がる事はなく、消費されるのみ。
彼女が自殺を試みるのは、自分の命の価値を文字通り「使い尽くした」からだと思われる。
また彼女は、命の価値に対して〝まるでお金の取引の様に〟考えているため、命が消費される際に何かを得るものと考えている節があり、命の価値は上がらずとも、それを消費して手に入れた『何か』は結構大事にしている。だが、それも自分には「重すぎる」として、彼女は今まで命を消費して手に入れたモノを一人で抱え込めなくなった為に、フェバルとなり死ねなくなった今も、死ぬ手段を考えている。
基本的に脳筋で、思考して行動するという事を知らない。エネミアの剣が『速度と瞬発力に任せて滅多斬りにする』といった雑な戦い方なのは、本人が考える事が苦手だからである。術理をもって剣を扱う事ができるだけの思考回路を持たない為、剣の腕はかなり下位にあたる。
【容姿】
身長:136㎝
体重:25kg
黒髪に金色の瞳をした童顔の幼女の様な外見。大衆が思い描く獣人とは違い、人にとって耳がある所に猫耳がある。頭の上に耳があるのは人の形ではないので、あくまで獣人が新人類ではなく、獣と人の混血に過ぎないマテリムジアイヤでは最も妥当でオーソドックスな獣人の形をしている。
服装は完全に浮浪児のそれだったが、アミカのプロデュースによりシンプルだがマシなものになった。だが、マントは外さないあたり、旅を続ける意志が伺える。
とても15歳だったとは思えない体格の持ち主で、本人曰く、もともと小動物であったネコとの間に生まれた獣人である事と、何より遺伝子的に体格に恵まれなかった事が、とても種族的寿命の半分を生きた存在とは思えない幼さを持つ理由だとか。体重も軽く、剣に関係する肉体的要素が壊滅的である為、フェバルになってからかなり苦労している。
因みに、もう成長しない事だけが、過酷な環境を生き抜き剣聖とまで言われた彼女が唯一悔やむべき事らしい。
【プリシラ・マテリム】
エネミアにマテリムの名を与えた張本人。
【概要】
着々と変態化していく予定。
フェバルすら退ける星消滅級の異常生命体で、原生住民からは『魔神』と呼ばれている。惑星マテリムジアイヤそのものに寄生しており、星と同化している。元は人間で、『世界の果て』と呼ばれる大峡谷の底の底にその遺体はあるらしい。
まさに『深淵に棲まいしモノ』と呼べる存在。14〜17歳くらいの桜色の髪をした黒い神官服を着込んだ少女の姿をしているが、それが本当の姿なのかは不明。ーーーー本人曰く「いつまでもピチピチ(2000歳)、アナタのお母さん!魔神ちゃんです☆」とのこと。
実際惑星の感覚器に接続してまで、星で生まれた生命に祝福の言葉を与えたり、孤児に対しては一定の年齢になるまで育てたりもする為、マテリムジアイヤにおいては『全生命の母親』と呼んでもいい存在であり、『孤児の守り神』として信仰されている。
何故、『魔神』と呼ばれているのかは不明。本人も「自分は醜悪な魔神で充分だ」との結論を出している。
【容姿】
身長:161㎝
体重:41kg
桜色のロングヘアーに金色の瞳の少女の外見をしている。黒い神官服を着込んでおり、『神』を名乗るに相応しいオーラを放っている………らしいが、エネミアの前ではかなりふわふわした態度を貫く。
そもそも、この少女の姿が本当の姿なのかは不明。
もしかしたら、本当は『魔神』の名の通り、醜悪な悪魔の様な外見をしているのかも知れない。
【アミカ・オーメス】
エネミアがフェバルになって初めて関係を持った人間であり、初めての家族であり、初めてのライバル。
【概要】
赤い髪が綺麗な少女で、実家は飲食店を経営していて、そこでウェイトレスとして働いている。
ウェイトレスとしてはあり得ない戦闘能力を持つが、それは出自に関係しているらしい。
お人好しでありながら、命に対して冷酷なエネミアと話が合う時も多い。しかし、エネミアとの対抗心バリバリで二人して色々問題を起こした事も数知れず、エネミアと出会って数週間後には二人の鍛錬で一つの観光名所を無人にした。
【容姿】
身長:155㎝
体重:41kg
綺麗な赤色をしたサイドテールに翡翠色の瞳を持つ活発な少女。ウェイトレス業の為の給仕服はミニスカメイド服を少し改造したようなデザイン。
私服は黒い袖に、白いワンピースと黒ニーソックスを組み合わせたかなりシンプルな服装。本人曰く、動き回る事が多いから、あまりデザインの凝った服は着たくない、との事。