ゴミ捨て場のブルース
かつて別サイトにあげていたものです。
個人的には2作目が気に入っております。勿論、モデルもいます。
『新月に鳴く、ずぶ濡れカラス』
佐伯順一(攻め)
交番勤務の若い警察官。人当たりがよくて真っ直ぐな男。
絵に描いたような好青年。
謎の男、黒羽に危険な雰囲気を感じながらも惹かれてしまう。男前で気が利くので地域の方に人気。
身長175cm 細マッチョ 23歳
黒羽(受け)
路地裏に佇む黒ずくめの男。がっしりした体格にぶっきらぼうな口調だが、男女問わず人を引きつける色気がある。様々な男女と関係を持ちながら情報屋として活動する。裏社会ともつながりがあり、夜の世界では有名な男。
身長180cm マッチョ 30代後半から40代前半くらい
*あらすじ
交番勤務の警察官である佐伯は夜のパトロールに出ていた。人気のない場所を廻っていると男の呻き声が聞こえる。急いで呻き声が聞こえた路地裏へ駆けつけると黒い服を着た長身の男が身なりのいい男に抱かれていた。煽情的な姿に思わず見入ってしまった佐伯は、事が終わらせた黒ずくめの男に睨まれる。
「カタギのくせにいい趣味してんな」ぶっきらぼうな低い声で言い放った黒羽は佐伯を路地裏に引きずり、佐伯の体を求める。男を振り切って逃げた佐伯だったが、数日後、男の正体を先輩警官から知ることになる。男は黒羽と言って暗黒街で有名な情報屋だった。黒羽とはもう会わないだろうからと接触したことを黙っていようと職務に励んでいた佐伯だったが、その夜のパトロールで会ったのは、あの黒羽だった。
『500mlのソーダ水と108円のポップコーン』
三村(攻め)
コンビニで夜勤バイトをしているFランク大学生。学業もバイトも淡々とこなす。
周りから「能面」と言われるほど無表情な男だったが、香月の人間性に眉を顰めてしまう。
身長178cm 標準体型 20歳
香月(受け)
最近コンビニに来る官能的な男。満たされた生活を送る人間に劣等感を感じ、被害妄想を広げる。昼は惰眠を貪り、夜は数学ゲームかリッチな若い男の子とセックスという自堕落な生活を送る。
身長175cm 細身 37歳
*あらすじ
三村は自宅アパートとバイト先のコンビニと大学を行き来する単調な生活を送っている。いつものようにバイトをしている午前2時、色気のある痩躯の男が来店し、ソーダ水を買って店を出た。男はたびたび三村のバイト先に来店し、ソーダ水を買って帰る。三村が男を見慣れてきたある日、男は三村の制服ポケットに紙切れを入れた。『またね、ミムラくん』と妖笑を浮かべて。紙切れを開くと『香月』という名前らしきものとメッセージアプリのIDが書かれていた。男の退店後、三村はそれを鋏で切り刻んだ。バイトが休みの夜、自宅近くのドラッグストアからの帰り道で、三村は男を見つける。男は三村と同年代くらいの男とキスをしていた。
『青色の蜃気楼』
飛鳥(攻め)
仲のいい女友達に告白して失恋をした高校生。演劇部で音響をしているが、やる気はない。最寄りのバス停で会った雅之の奔放さに戸惑うが、自分が変わっていくのも感じている。
身長172cm 細身 16歳
雅之(受け)
飛鳥がバス停で会った笑い上戸の青年。いつもギターケースを背負っている。
飛鳥が小さい頃に会っているという理由で飛鳥を知っている口ぶりで話すが……。
身長167cm 細マッチョ 19歳
*あらすじ
無気力な高校生、飛鳥は中学時代からの親友に告白して失恋をした。大会まで1ヵ月しかないにも関わらず、早引きして最寄りのバス停で思案に暮れる飛鳥の前に小柄な青年が現れる。「彼女と喧嘩でもしたの? 飛鳥」
戸惑う飛鳥に青年は「覚えてないよな俺のこと」と苦笑する。青年・雅之は飛鳥が3~4歳の頃、一緒に遊んだことがあると言った。飛鳥は底抜けに明るく、パーソナルスペースが狭い雅之を鬱陶しがるが、次第に惹かれていく。しかしある日、母に雅之のことを離すと、母は『あなたからそんな子の話は聞いたことがない』と言った。