千葉の牧場
なし
いきなり
上品な馬だと
失敗しそうなので
小さい馬を
選んでもらう
ポニーのようだが
初めてで
こわいので
まずは
小さい馬から
挑戦する
その昔
大学の新入生歓迎コンパで
とある牧場に行った
私だけ
こわくて
のらなかった
大変有名な千葉の牧場
そのなごやかさとは
一転
かたくなな
拒否に場は凍り付く
悲しい思い出
しかし
今はもう素晴らしい服を
着てしまった
さらに外国だ
過去を知る者はいない
そして
アランさんには
見栄を切った
後にはひけない
しかしこわさには
勝てないので
小さい馬を
所望する
乗るまでの
格闘10分
何とか乗れた
馬が暴れなくて
よかった
というか
執事のジョージさんが
おとなしい馬を
選んでくれた気配が
濃厚
馬はおとなしいが
私が
乗るときに
無理な体勢に
なったのか
少しすじか筋が
痛い
手綱をもって
少したたいて
みる
そろりと
歩き出す
アランさんが
脇に来て
足を馬の腹にあてて
進み方を
教えてくれる
歩いた
やさしい馬だが
おとなしい
馬なので
やはり
そろりと
すすむ
うーん
私にあっているかも
10分くらいで
お尻が痛くなる
身体が斜めになっている
腰がひけているのが
わるいようだ
さすがに
臆病さがでているのか
自分でがっかり
降りようとして
またもや
無理な姿勢
何かに当たって
ズボンのすそが
やぶれる
そのとたん
バランスをくずして
コースのウッドチップに
に落ちる
コントかよ
脇にいたアランさん
大笑い
やぶれたパンツ
まだ笑っている
アランさん
なし




