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不協留学  作者: 玲於奈
93/146

優雅な時間

なし

優雅な時間が

流れる


英語は上手でないので

ある程度

日本語に

近いブロークン英語が

通じる

アランさんであるが


満腹で


眠くなってくる


静かすぎるのも

こまりものか


アランさん

突然


「TAIYOU

 ウオーキング」


「ジャパニーズ、さんぽ」


といって

立ち上がる


どうやら

領主さまの敷地


領土いやもとい

領地を

ご案内いただけるよう


グラスゴーから

向かってきた道とは

反対の道を歩き出す


一本道


留学する前までは

北海道の山々も

よく登りに行ったが


そんな

北海道のような

感じ


まっすぐ


湖に並行して

走っている


領地の中を

通っているという


針葉樹のかたまりが

森を作っている


ひらかれた場所は

牧草地のように

なっている


歩き始めて

気が付いたが

どれだけ行っても

まっすぐ


いったいどこまで

歩くのか

そら恐ろしくなる


15分歩くも

まだまだ

まっすぐで


これこそ

人間の意欲をはなはだしく

低下させるものと

思ってきた。


もしかして

領地の広いのを

自慢するためか

アラン領主


あんだけ

酒を飲んだのに

アランは平気そう


さすがに

足も疲れてきて

アランに

戻ろうと提案する


アランは酒を飲み過ぎたとき

この道を

歩いて

酒を抜くそうだ


そして

またコンピューターの

仕事をするそうだ


そりゃそうだ

一つのキーの押し間違いが

何億の損の世界


「TAIYOU

 もう少し

 グッドポイント」


いつも休む場所があるという


あと5分がんばれという


しかたない

私も酒を抜く意味で

歩いた


柵が広がる

放牧地が開けてきた


なんと

馬がたくさんいる


「TAIYOU

 ガッテム

 馬のるよ」


乗馬か

おハイソな世界。


驚いた

なし

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