ロト
なし
気持ちは
ロンドンへと
言いながら
ありきたりな
作者の都合で
時間は
数か月前に戻る
決着をつけなければならない
古城の
誕生日パーティ
その翌朝
朝から
湖遊覧につきあわされ
げっそり
湖面は
のっぺり
白い霧
時々
ぼおっと浮かぶ
古城
どれだけ古城があるんだ
6億円で買えるのか
キャリーオーバーの1等
相当の幸運者
2週連続
ありえない
ロト6
当選者だとして
私は
古城を
買わない選択肢を
すすんで選ぶ
100億とかそれぐらいの
資産をもって
買えるもの
それぐらいの
余裕がなければ
相当のメンテナンス
維持費もばかにならない
城が朽ちてもしょうがない
お金に負けてはいけないのだ
資格審査も厳しい
イギリスはもともと
古いものに価値がある
分譲マンションのように
なっている
のは
画期的か
アランさんのネットの
仕事か
欲しい人は欲しい
お金もあるところには
ある
さすが
かといって
その分譲も資格審査
悪酔いし
船の運転をしたかった
金持ち、アランさん
悪い
言い方かもしれないが
お金があったから
認められたかもしれない
結局は
お金か
てっとりばやく
大金稼ぎ
一攫千金
ギャンブル
ロト
20年前
すでに
イギリスにあった
すごい熱狂。
なんと
テレビで放映していた。
私も毎週見ていたが
買うまではいかなかった
外国人は
当選しても無効など
デマもあった
イギリス人の
皆が
熱狂するたびに
私は冷めていった
私の誕生日前に
留学生仲間が
「TAIYOU
お金を稼ぎたくないか?」
と尋ね
すきな番号をいくつか聞いていった
その後
パーティで
渡されたのが
ロトの券だった
日本のコンビニまでの
清潔感はないが
小売店
たばこやちょっとした
新聞、雑誌、お菓子、日用品を
売る店にはある
ロトの機会
そういえば
日本のように1等当たりました
なんていうのはなかった
日常の思わぬ店で
大当たり
やはりその人の
運気か
店じゃないのか
日本では
とても信じられないが
当選者が
取材されている
冒頭10分。
バーを経営しているとか
お店関係が
多かった
そんなに
名前を出して
大丈夫と
私は思ったが
毎週のこと
みなもそれが当たり前のよう
その後当選が
生中継。
巨大な透明な
物体の中を
ボールが転がって
選ばれる
当選してでるのもすごいが
毎週しているのも
すごい
そして
その金持ち集団の
朝食
なし




