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不協留学  作者: 玲於奈
83/146

サンフランシスコ

なし

いつだったか

サンフランシスコに

行った時の写真を

見せたことがあった。


私は

旅行に行った時は

もちろん


街の写真や人物写真を

撮った時

必ずまとめて

モナ先生に

見せるようにしていた


それはモナ先生と

はじめて出会った

ミーティングで

ニコッと笑って


「私もカメラよ。

 すごく勉強していたんだけど

 この大学には

 写真学科はないのよ」


と言って

手をオウノウという

感じに自然に挙げた


そんな外人のリアクション。


自然な感じで

できることにびっくりしていた


自分がすると

嘘になる


そう思っていた


しばらくたったら

自然にする

自分に気づき驚いたが


まわりがすれば

自分もする


赤信号みんなで

渡ればこわくない


怖い思想だ。


続けて

私が日本の大学在学中に

白黒写真を撮っていたこと。


よく暗室で現像していたこと。


話をしたとき。


モナ先生は

顔をくもらして


「そうなのよ

 私の教官室にも

 現像する暗室はないのよ」


そう言っていた。


そんなモナ先生。


そこが年齢不詳の

話があるゆえん。


おちゃめなところがあって


自分の名前が

街の看板にかかれたものが

あると

私に写真を

プレゼントしていと

前から言っていた。


サンフランシスコの

ダウンタウン。


映画館近くの

建物。


縦書きで

モナという看板があった。


旅行の話に自分で夢中で

気づかなかったが


先生「モナ」の看板を

見つけて


「いい写真撮ったわね」


といって

笑っていた。










なし

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