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不協留学  作者: 玲於奈
82/146

担当教官

なし

そうそう

教育実習は

はちゃめちゃだった。


自身もはちゃめちゃだと思うが

自分が先生。


そして、異国で

英語が母国語の

一般小学校。


そもそも

教育学部でないものが

教えていいものか


まして外国で

とはいいつつ


留学先の

大学もまったくもっていい加減

しかたない

留学先の大学は

教育学部付きの

美術学科だったのだから


そんな私の担当教官は

モナ先生。


スレンダーで

年齢不詳


50歳という学生も

いれば

30歳という学生も

いて

ある意味神秘性がある


いつもモナ先生の

年齢については

ひと悶着あるようで

単なる好奇心で

授業前の待ち時間に

私が話題をふったおかげで

侃々諤々


それぞれが

自説を披露している

根拠も説明しているようなところが

外国だなあと

思った


しかしながら

話題をふった

当の本人をおいて

盛り上がるのはやめてほしい


毎回そうだが

この国は集まり

話題が盛り上がり過ぎた時

周りが見えないんじゃない?

と思うことが

多々ある。


単なる語学力がなくて

おいてきぼり感が

はんぱないからか。


さてさてそんなモナ先生は

独身。


金髪の長髪で

私よりも背が高い


教官でなくても

モデルとして

やっていけるのでは

ないかと思わせる


大学のイベントでも

何かモデルをしたとの

話も聞いた。



教官は大学構内に部屋がある


呼ばれて初めて入った

教官室


自身の制作した作品の数々

精密に、そして精巧に

本物そっくりに作られた絵もあれば


思いっきりアートテックで

わけのわからない

現代画もあれば


飾られた

版画もプロ級

さらに、油彩もできるし

水彩画もたっしゃ


そして

私の担当教官なので

面談のようで


私が日本から

来たと聞いて日本画について

質問攻め。


もちろん、専門用語が多すぎて

半分は質問の意味がわからない。

しかし、にかわなど

日本語で通じるところもあって驚いた。


そして、

意外や意外。

実は専攻は

写真だった。


私と同じ専攻。




なし

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