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不協留学  作者: 玲於奈
74/146

テレビとラジオ

なし

わたしの

住んでいる寮は

小学生も

地元の学生も

含めて

全員が帰っていき


文字通り

誰もいなくなった


そして

私の住む寮の隣

そこに

スイスチームは

住んでいる


それぞれの

寮は全く同じ作り。


しかし

それぞれが

独立した寮なので

渡り廊下などでは

つながれてはいない


隣の寮の

一番奥が台所。


キッチンになっており


少しせまいが

テーブルが

おいてあって

そこで

飲んだり食べたり

できる

食事スペースに

なっている


それでも

私も含めて

5人入ると

いっぱいで

やや窮屈な感じ。


今日はクリスマス前の

23日。


私は

日がな一日


テレビを見たり

ラジオを自分の

部屋で聞いたりして

過ごした


いつも

私の部屋には

テレビもラジオもないが


一時帰国する

地元ティたちが


「TAIYOU

 使ってくれ」


「一人はさびしい

 だろうから使ってくれ」


というニュアンスで

私によこしてくれた


特にテレビは

本当にありがたい。


この時期は、

映画もたくさん放映しており


ラジオは

クリスマスソングを

たくさん

ながしており


いつもは

静かな

することが

なくて退屈な部屋も


日本にいたころの状況に

なっている


そして

一番ありがたいのは

ベッドに

はいって

寝ながらテレビが

見れること


これが一番ありがたく


まさにクリスマスプレゼント

だった。


大学の図書室で

休み前に

テレビ番組を

チェックしておいて

本当によかった


ただし

当たり前だが英語で

放映されているので

ニュースなどは

お手上げ


しかし映像があるので

少しは意味もわかる


「TAIYOU

 PM5:00に

 ホールの食堂に来て」


そう言われたので

いそいそと

ホールに向かう


日もくれるのも

はやく

人がいないので

窓に明かりもなく


街灯のオレンジの

灯りが

さびしい


寮の入り口の

ファイアーワークの

重い棒を押して

中にはいり

食堂を目指す


はいって

おどろいた


すごいごちそう


「TAIYOU

 よく来た、よく来た」


みんながあたたかく

迎えてくれた


またまた泣きそうになる。




なし

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