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不協留学  作者: 玲於奈
72/146

企業研修

なし

様々な要因。

その

日程変更により

彼女、彼らフランス人

4人は

帰国できなかった。


正確には

スイス人4人。


彼らが話す言語。


フランス語を聞いて

フランス人と思いきや

スイス人。


スイスは

フランス語圏と

ドイツ語圏があることを

教わる。


しかしながら

私が絶望の崖にダイビング

する手前。


このタイミングでの

朗報。


寮生が

みんな

自国に帰ってしまうという


この状況で。


出会えるとは


すごすぎる


まるで

映画のよう


さっき

おばちゃんたちから

もらった

冷凍食品の冷たさを

感じながら

思わず

泣きそうになる


おばちゃんたちも

いったいどうしたのか

何が起こったのか

わからないよう


ありえないことが

ありえた。


この状況。


カトリック系の大学で

いま、改めて


神を信じる


まさに

フルマラソン

走れないとわかっていて


完走して

ゴールに

倒れ込んだよう


そして

ゴールして

気づく


手も上がらない


手を振り過ぎたせいか


足もつりそう


マラソンの計測チップを

自分で取り外せない


そうして

フルマラソンを

はじめて

完走する。


ぶざまな姿だが

最後は

幸せに。


神様

今までのご無礼を

ゆるしてください


とは


口に出していわないが


そういう状況


スイスから

企業研修に来ている

女一人

男3人。


彼らとは、

大学の娯楽室。


バーもある広い

談話室で出会った。


例によって

酒を飲んでぐだぐだ

しているとき


彼らはやってきた。


いましがた

着いたという

風情。


やはり

この談話室は

ただものではなく


多くの留学生と

教室ではなく

このバーで

出会い


カトリック系で

ありながら談話室のバー


出会いから友だちに

私は何人に

救われただろうか


そんな彼らと

その出会い


それは10月くらいのこと


それ以降

朝、ぎりぎりで

学食で会うくらい


彼らは企業研修で

本当に忙しい


夕方の食事も

学食は17:30~18:30と

早く閉まるので


それくらいまで

働いている

彼らはそこで

夕食を食べることができない


夜も談話室に

飲みに来ることは

少なかった


街でご飯を食べて

そのまま

バーで軽く飲んで帰ってきているようだ


まさに

新橋のサラリーマン。


しかし

今日出会えたことは

本当に感謝です。


なし

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