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不協留学  作者: 玲於奈
7/146

受付嬢

なし

次から次へと。


よくまあ.


飽きもせずに

人が来る。


そんなに

うちは

有名だったのか。


くさってもタイ。

思い当たる。


旧社屋の

場所もよかった。


ちょっと

まえまでは

見向きもされなかった土地。


ところが

地下鉄が通り

オリンピックの施設も建設開始


都知事の

話題満載


例の建物もある。



地下鉄の階段を

登り切って


「あれっ。

 こんなにあか抜けた

 場所だったか」


まわりを見渡し

自身が

降りて思った。


あのころなかった

バスターミナル。


たくさんの

通勤客が

バスを待つ。


かなりいる。


この辺りに住む人々か・・


見上げれば

高層マンションもたくさん。


おハイソ。


地下鉄出口では

住宅雑誌を

配る

アルバイト。


住んでみたい街。


というわけか。


思えば

あのころは

何もなかった


会社から

出前も頼めるくらい

何もなかった。


通ってた

ラーメン屋

あるにはあったが


テレビや雑誌で

取り上げられたようで

人気店。


場所柄か


最近は

近所のビルが

某医療系ドラマに

使われたらしい。


まあ、忙しい街。


そして

2020で

あふれ

また

消えていく。



こうして

街バブルが

生まれ

なくなっていくのだろうか。


「太陽、

 ただ立ってろ」


「おまえは貫禄は

 ありそうだから。

 偉そうにしてろ」


「箔がでるからな。

 それに

 おまえ

 何もできんだろ。

 やられた方が

 迷惑だ。」


大笑いする部長


それは

サクラか

やらせでしょ。


「そこに

 意味はあるのでしょうか

 部長?」


と聞いてみたかったが

めんどくさくなって

やめた。


身体を壊した

課長補佐の

気がしれた。



かわいそうに



サクラ役を

演じ続けながら


外の桜をみていた


ふと

そうだ、

むかしのように

運河沿いを

走ってかえろう。


日本橋まではすぐだ。


そう思った。


誰かの役には立った。



留学して


聞いていた都市は

スケールを

大きく越えていた


調べてみれば

横浜市と

同じ人口だったと

後で知った

グラスゴー。


あまりの

都会に

電車は走り。

路線バスも

網の目のように

走り

地下鉄もあり。


共通パスを使って

通学する。


しかし

割安だとはしりながら

無職。


国から生活費は

もらえたが。


社交費で消えていった。


外国で

そして

都会で暮らすのですよ。


東京では8万円では

くらせない。

もとい、横浜も・・


しかしながら

アルバイトはできない。


就労ビザがないからだ。


しかしながら

働けば

不法就労。


まちがいなく

即、強制送還。


自分には関係ないことと

思っていたが

せまい塀の上を

どちらに

落ちるか

考えながら歩いているよう


まあそんなこともあって

自転車を買った。


共通パスの何か月か分を

見越して


思い切って

購入した。


おかげで

サイクリングに

気の向くままに

行けた。


通学にも使えた。


サイクリングの

充実していること。


名もない

草原や

牧草地を走った。


マラソンをするのは

そのずっと後。


そのころに初めていれば。


ロンドンマラソンくらいは

でれたかも。


なにごとも

浮かんではきえる。


この街のように。





なし

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