表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
不協留学  作者: 玲於奈
68/146

チェーン店の牛丼

なし

話を戻そう

地元ティの二人が

来たので


見た目の悪いおにぎりを

わけてあげる


海苔。

黒い物体をはじめてみたのでは

ないだろうか。


しかし

あまり迷うことなく

口に入れる


日本食ブームの

遥か前の話


おにぎりを

ほおばりながら

どんな表情を

するかと思う


塩加減が甘いかなと

思ったが


「ナイス」


「グッド」と


私にわかりやすく

感想を言う


食べられるものであって

よかった


何を言っているか

わからないことだらけ

だったが

何か交流もすることが

できた


ちょっとした

日本食の交流で

そのあと

電話にでてもらったり

シャワーの順番など

譲り合うことが

できたように

感じる


食べ物は

人をしあわせにするんだなあ

と思った


私の不細工な

おにぎりで

国際交流ができて

本当によかったと思う


今でこそ

私は料理が大好きで

いろいろな料理を

作ることができるが

この当時は

料理が大嫌いで

留学前は

必ず外食。


お金のない時は

学食のB定食か

カードで払って

安い

牛丼を食べていた


しかし

肉はいいところを

つかっていないと

あからさまに

わかる牛丼で

あったが

とても好きで

本当に好きで毎日毎日

食べていた

今思えば安かったことも

あるが

よく続けられた


値段は

吉野家には負けたが

このボリュームで

350円かと

うなる何かがあった。


それも毎日

しあわせだったんだと思う。




なし

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ