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不協留学  作者: 玲於奈
55/146

ビッグウエーブ

なし


「しかしはじめから

 順調ではなかったです」


アランさんは

遠くをみながら


「苦しいでした」


やはり

何もないところから

作るということは

本当に一から

作るわけで


24時間寝てもさめても

ずっと構築することを

考えていたことを

ぽつりぽつり

片言の日本語で

話してくれた


砂でお城をつくるように

はじめはまったく

先が見えず

これが本当に

商売になるか

まったくわからなかったとのこと


しかし

手ごたえのない

砂で砂山を

つくっていくうちに


ふとしたことから

そこに水がかかったり

棒がささって

山の心棒ができたりと

つづけたら

続けたなりにいいことが

つづき


突然

目の前が開けたように

加速度的に

ホームページの作成

あるいは

それにともなう

ビジネスが

まわりはじめたとのこと


「先が見えてからは夢中でした」


どんどんアイディアが

わいてきたそうだ


さらにもまして

爆発的な人気で

インターネットが大学

公共機関、企業

そして

家庭へと浸透していったそう


「だれもかれもが

 声をあわせて

 口々に

「インターネット」

 と叫ぶ


 そりゃあそこには

 ビジネスチャンスは

 たくさん

 ありましたよ


 まさに千載一遇の

 大チャンスだったんですね」


まさに

ビッグウエーブ


波に乗るか乗らないか

自分はどうだろうか。




なし

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