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不協留学  作者: 玲於奈
5/146

ひらひらスカート

なし

今日は

あたたかかった。


というか

暑い。


朝からの

この陽気。


仕事なんてしないで

どこかに行きたい。

夢気分。


だから

だめなんだろう。

えらくならない。


まあ、偉くなりたいとは

思わないが

給料はあがってほしい(笑)


うちの社は

花見もなく

かくいう

場所取りもない。


親睦会の

一員としては

非常に残念。


昔、

そうとうに若いころ

花見はあった。


経費節減のまえ。

よい時代だった。


私は戦力にならなかったので

場所とりを

命じられた。


ブルーシートをひき

寝転ぶのがよかった。


いちお

スーツは着ていた。


寝転んだ

青空と桜が

すてきだった。


例の新人は

今日も今日とて

ひらひらスカート


「おっ。スカート

 好きだねえ」


(この時点で、すでにセクハラ)


(やばい、コンプライアンスと

 思い)


「似合うねえ。

 でもセクハラにとられるかも

 しれないけど」


と自分で申告。


この間0,1秒。


あとで思えば


飛ばされるものが

何がコンプライアンスとも

思うが・・


ひとまず

笑ってくれた。


まだ、嫌われていない。


しかし

女心と

なんとやら。


嫌われるときは

あっという間。


臭いで

第一印象でだめという場合もある。


まあ

仕事は

まったくできないが

社内潤滑は

かなり

がんばっている。


つもりです。


社員さんに

よくいわれるのが


「太陽さんって

(私の名前)

 名前が

 たいようなだけに

 あったかいよね」


とか


「初対面のひとでも、

 どんな人でも、

 打ち解けるの

 はやいよねええ」


とか


言われる。


もとはといえば


それは

今回お話する

留学で培われたものかも

しれない


わたしは

昔は、とっても暗かったし

自分からすすんで

なにかするわけでもなかった。


そして

留学してわかったのは

外国は

なんでもオープンなようで

以外と

シビア。


夏目漱石が

ノイローゼになるのも

わかる気がした。


まあ

曇りばかりの

小雨ばかりの

イギリスの気候。


そんな天候も

気持ちを憂鬱にさせるのも

やぶさかでないが。


さいごに

ひらひらちゃんに

一言


「質問。」


「家でご飯とか

 作ってんの?」


・・・



あちゃあ。

やってもうた。


完全に

アウト。







なし

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