ハートマーク
なし
キャビアが
ビスケットいっぱい
これでもかと
乗っている
新しもの好きで
食べたことないものに
興味津々で
真っ先に
食べる
やはり食べ方は
西洋でも
ビスケットにのせたりして
食べるよう
ところが
食べてみて
あんまり格別においしい
というものでもなかった
しょっぱい。
ということがわかった。
味に
慣れていないのか
食べたことがない
慣れていないのか。
そのうち
パーティでは
毎度のことながら
ディスコの音楽が
かかって
皆さんが大好きな
oasisだ。
ダンスが始まった
最後は恒例の
大合唱。
一息ついて
マクガイヤーさんに
連れられ
彼の
ご学友をめぐって
話をする。
というか
一緒にいる。
まあ
例によって
ほとんど内容は
わからなかったので
ドリンクコーナーが
近かったので
ひたすら
酒を飲む
みんなソファゾーンで
おしゃべりに
夢中で、
機械のところの
カラオケに夢中で、
中央のホールで
ダンスに夢中で、
なにぶん会場が広いから
まあ、
それぞれが
めいめいで
もちろん
ばくばく
飲んだり。
もちろん
がつがつ食べたりしていない
優雅にふるまう
あるように過ごす。
まあ、何もすることも
ないので
私は手持ち無沙汰なので
飲む。飲む。飲む。
満たされて
置かれていた
ワイングラスも
あらかたなくなり
並べておいてあって
開封されている瓶から
赤い琥珀色のワインを
つぐ。
何杯も飲むうち
タンニンの渋さが
おいしくなってきた
いいねだった
酔いもあるが
いい酔い方の気配
よく見れば
ワインのラベルがハート。
すごい。
誕生日だからか。
まあ、見たことない
珍しいラベル。
ハートマークラベルの
ワイン。
そうとう
私が気に入って
飲んでいるのを見て
マクガイヤーさん
「それ、1本3万円。
ひええええええ。
なし




