名司会者
なし
たくさんの人が
一列に並んで詣でをしている
列のことをキューと呼び
イギリスの人は
列並びに厳格だ
さながら
女王様に謁見するかのよう
マクガイヤーさんは
並びながら
謁見が終わった
知人、友人を
一人ひとり私に
紹介してくれる
映画会社に勤めている人
証券マン。ディーラー
自分の会社を
持っているコンピュータ関係の人
この若さでかよ
と思わず
日本語でいったりしながら
たぶん独り言の意味が
伝わったという感じでした
あとは、まあお決まりの
お医者さん
弁護士さんなど
先生と呼ばれる方々
半分の人は、ロンドンから
そうしてもう半分は
グラスゴーから
やってきているようで
遠路はるばるロンドンから。
マクガイヤーさんの
ご学友。
大学の同窓。
大学の同窓ですって。
はあーーーー。
日本だけかと
思いきやここでも
ご学友か。
セレブなご学友。
偏狭な場所でも
ご学友の皆様は
誕生日に参列する。
そこに何かの
野心は
何もないのか。
こちらが疑いたくなる。
そして
不思議なのは
マクガイヤーさん。
日本に日本語を勉強しに
行って
職のスキルアップをするわけでもなく
現在は、職がないという
謎。
あなたは何者。
そして、
その優しさは
どこからくるのだろうか。
あわせて、
皇族のような気品も。
みんなが話すことで
幸せのオーラに包まれているよう
はたまた、
その優しさはお金のあるゆとりから
生まれるのだろうか。
気品はお金では買えないのだろうか。
本当に
皆に慕われ
多くの人から声をかけられている
マクガイヤーさん
主催者の次に
中心の人か・・という
感じだ。
そして、話の途中で
皆
「あおおっ。」と
一様に驚く
マクガイヤーさんが
現在
無職であることの
リアクション。
そこかよ。
まったくもって
そばにいる私など
眼中になく
すごい速さでしゃべっているが
どうやら
「うちの会社にこないか」
とすすめられているようだ
英語はよくわからないが
雰囲気で感じる
全く無視されておいて
不思議なことうけあいだが
そんなに人気のある人が
なぜ
私を誘ったのか。
またまた謎。
謎が深まっていく中
司会者が
ものものしくしゃべりだす
「レディス エンド ジェントルマン・・」
大爆笑している
みなさん
有名な人で
お決まりのトークなのだろう
もちろん
私にはわからない
やはり
そこが悲しいところ
なし




