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不協留学  作者: 玲於奈
17/146

Sランク

なし

ライン


いつも人は

同じ道を歩もうとする


ラインでない道は

道ではない


いばらの道

けものみち


いかにせよ


そこを人は通れない


ラインを

はずれる


おとうとの

はがきがきて


どこかに

その予想があった


わたしは


花形の営業部員だった


部内のトップ表彰も

何度もした。


社長賞ももらった


係長になり


部下もできた


ますます

チームワークが

よくなり


一目置かれる

部署となった


よいことは

とんとんとすすみ


課長代理となり

次の椅子が

見えてきた


課長代理は

課長と係長の

中間


就任して

しばらくしたら


年配のおばちゃん

保険員から

社内警備の

おじちゃんまでいわれた


「いよいよ

 上級管理職試験かい」


合点がいった


たしかに

代理はゆとりがある


緊急出動もあるが

毎日ではない

突発的なことだからだ


そうか


試験をクリアせよとのことか


なるほどと

思った


確かに部署内の

営業成績も大事だが

そこは

なんとでも

なりそうだ


若手が今までのノウハウで

どんどん

あげてくれていた


そして

機器の扱いに堪能な

彼ら

私の時代よりも

さらに

効率よく物事を

すすめている


情報に子どもの頃から

せっつしている


それよりも


自身の


自分の価値を高める試験


皆がそれを望んでいる

羨望

そして

当然の宿命


最高の成績で

Sランクでの合格


箔が必要なのだ


そして

わたしは

必死に勉強した


はじめは

わからないように


ところが

妨害をする輩がでてきた


おもしろくない


足をひっぱる輩


人の不幸を喜ぶ輩


最後は

なりふりかまわず

暗記につとめた


そして

論文考査


前評判通りの

Sでのトップ合格




周囲もうらやむ

成績での面接へ


社内には

そういうことを

噂するものがおり


そのネットワークは

速い


部署内のものは

私の成績について

知っていたようだ


あとは

形だけの面接を経て


上司は

取締役に


そして

私は花形課長にという

段取りのはずだった



人生には・・


まさかがあった


大きな口を

開けて私をまっていた


なりふりかまわずに

戦ったところが


輩の反感を

さらにかったようだ


攻撃力のアップした

一撃




それが

面接にて

怒った
















なし

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