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寝湯
なし
自発的に生まれた
流儀の中で
編み出されたか
寝るための
設備はない
浴槽のへりに
頭をおいて寝る
寝湯の方が多い
順番待ちの様相
私もほかの浴槽
といっても残りは
2つと
サウナと水風呂しか
ないが
様子をみながら待つ
やっと人がはけて
まねしてみる
頭の座りが
固まらない
しかしながら
35度という
温度がまた
絶妙
泡も出ていて
誠に快適
これは
本当に寝入ってしまう
残業を終え
帰宅した同僚
1日中のパソコン仕事で
眠いが
どうしても
お風呂で身体を
ほぐしてから
寝たくて
お風呂にお湯をいれて
つかったそう
気がついたら
朝、だったという話
夏でよかった。
冬なら風邪ひき
溺れなくてよかった
一人暮らしで
水死はつらい
笑えない残業
熱くもなく
ぬるくもなく
本当に心地よい
案外、他の浴槽は
40度、42度
なので
その温度差が
余計に
際立つのだろう
サーフィンの心地よさは
あったが
寝入ってしまうまでは
いかなかった
5分くらい
はいって
ぼおっとして
本湯にはいる
足がふらつく
サーフィンの疲れか
40度の本湯。
かけながし
はいった瞬間の
体感の熱さが
たまらない。
じゃんじゃんと
お湯はあふれている
快適至極
まさに温泉なり
なし




