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不協留学  作者: 玲於奈
140/146

乗り換え

なし

ボードにつかまって

浜辺へ


足がつかないかと

思ったら


なんと

足がつき


ずいぶん流されたことを知る


しかしながら

思わずよたよたと

よろける


一度浜辺にあがる。


えりこさんが

すかさず

よってきて


「洗礼うけたっしょ」


おもしろそうに笑う


誰でも通る

登竜門のようなもの

なのだろう


浜の波打ち際で

座り込みたかったが

開始15分で

リタイヤ。


たくやさんに

何も伝授されずに終わる。


というのも

東京から出てきて

ないなと思い。


ふんばってボードをもって

海へ向かう。


「がんばれーーよーー」

とえりこさん。


大漁旗をふるかのように

手をふってくれる。


たかが一度の失敗がなんだ。

たくやさんは

15年もしているんだ。

おまえの1回は

記念すべき

1回だろう。


そう自分に言い聞かせながら

改めてボードにのる。


例によって

ただしくのろうとするが

のれない。


さらにちょっとビビッているのか

やはりかたむく。


さらに思わぬ

バランスで海に

転落しそうで

自分が驚く


それでも

パドリングの練習をする。


しばらく練習をしていると

とても大きな


そうこれがたぶん

ビッグウエーブと

呼ばれるものなんだろうな

というものが出現。


テトラポットのちょっと沖。


たくやさん、気がついて

猛烈にパドリング。


自分のスポットで

待つのだろう。


大きなたくさんの

かたまりのテトラ地帯


真ん中が海


その2つにぶつかって

波がさらに大きくなるという。


たくやさんが家の

2階にいる感じ。


ちょっとしたお立ち台。


そこに立つ。


そのまま

スキーのように

ななめにサーフイン。


波同士がぶつかって

途中にでてきた

小波に乗り換える。


すごい。


波を乗り換えるとは。


たくやさんがボードに

のったまま

私の方に向かってくる。




なし

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