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不協留学  作者: 玲於奈
135/146

なし

浜辺でもたくやさんは

何も言わない。


「行くか」


「準備するぞ」


たばこを

投げ捨てて

たくやさんは言う。


かっこいいっす。


行動が様になっている。


歌舞伎役者か。


クルマに戻りながら


えりこさんに


ぼそっと。


「今日は、おまえは

 やめとけ」


きっとこういうところに

えりこさんは

ひかれたんだろうなと

思う。


クルマにもどって

準備作業。


突然

似たようなバンが

こちらに向かってきて

停車。


若いおにいちゃんが

おりてくる


「ちわーーーーしっ」


すでに体育会系


「やんのか今日」


たくやさんが

気さくに声をかける。


兄貴の舎弟かと

思い


思わず挨拶。



というか

この時点で

すでに

チームみたいな感じ。


肩を抱いて

何やら二人で話す。


兄貴、私には

訓示はないんすか。


「波のために

 家族を捨てる」


えりこさんは

そうぶつぶつ言っていた。


さもありなん。


一瞬にして

部外者も巻き込まれる空気。


それがローカルの掟。

サーファーなのだと

感じた。







なし

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