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不協留学  作者: 玲於奈
104/146

七転八倒

なし

日本酒で

七転八倒。


本当に

にがにがしい思い出

そのあとも

何をしてもうまくいかない。


彼女もできない。




新入生歓コンパ。


田舎者の私。


まずは会場で。



すごい桜に圧倒。



酔ってくると周りは

なんでもあり。


信じられない。


サクラに登るやつ。


火を吐く奴は

いなかったが・・・



さすがに桜を折る輩も

いなかった。



なんでもありだけど

秩序はあった。


すごい。


これだけ

私以上に酔っているのに

バカなことをしているのに


そこが

小気味いい。


桜の下で

いろいろな

ゲイ。


芸をだされたが・・


おもしろかったのに

死ぬほど笑ったのに


なぜか


覚えていない。


そして、


日本酒がすごいのは

後半。


はじめは酔っていたが


後半は倒れるほど。


ビールでも

すごいのに。


ひかれた

ブルーシート。


寝ながら箔。


悲しい。


でも

どうすることもできず。


桜とのギャッツビー。

無力感がはんぱない。




さようなら。



だから頑張ったか。




自分にできること。


会場で

車いすがうまく

おせない人がいて


押してあげた


ただそれだけ。


私自身も

いろんな人に

迷惑をかけている。


そんな人生。



新聞配達も

早朝のコンビニも


「長く勤めてください」


と言われつつ

3か月でやめた


理由は


「ワンダーフォーゲル部に

 入部しました。

 山にたくさん

 行くことになり。

 早朝出発が増えたので

 通えません」


確かに

ふえたが

そちらも

遅刻の毎日。


自分はそれだけの

人なのだろうか。


嘘をついている。


今、思えばつまらない。


ぐだぐだの人生。

嘘つき。




あかねめ。


弱みに付け込んで。


そしてこれだ。


うわさは早い。

口コミも早い。

私に彼女が

できないのは

そんなことか。


誠実さがない。


嘘くさい人生。


さてさて


これだけの

一流ホテル

気を配れるのだろうが

折しも運悪く

デモ。


多分、たまたま。


そして

たまたま

ホテルの会場で皆

話に夢中で

椅子が出しっぱなしなのを

直した



監視カメラで

逐一か。


それにしても

ご老体

何者ぞ


あの新入生歓迎コンパ

ほどでは

ないにせよ・・




いい酒だから

かもしれない。


ちょっと

テンションが高いくらいで

場になじんで


励ます会も

終盤


選挙のなんたらかんたらが

静かに言われる


挨拶がある。


私は

千葉県民なので

多分に

関係がない


やんやの拍手。


終わって




ご老体


「送るぞ」


一言


驚いた。


何をどうすればいいのか

わからない。



周りがざわつく


そりゃそうさ

捨て桶の人。


何がよかったか

気に入られたか。


自分でもわからない。


それにしても

いいこともあるもんだ。























なし

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