部屋の中で
感想ありがとうございます。
投稿速度、投稿量、ともに最低レベルですが、それでも良ければおつきあいください。
満足できるような物を書けるように頑張ります。
目を開く。
目の前はすすけた白色で押しつぶされそうだった。
いや、押しつぶされていて息苦しい。
目の前にかかっていた布団をはねのける。
どうやら僕がいるのは6畳ほどの部屋だ。
ベッドの上に仰向けに寝ていたようで、白い枕、白い掛け布団がベッドの上にはあった。
枕の隣には机、確かサイドテーブルだっただろうか、があって。その上には白く、背の低い花束に添えられるように黒い革張りのノートがおいてあった。
辺りを見回すと壁中に本棚が敷き詰められており、いや、部屋の四隅に空間が空いているが、間に入り込むように、黒い扉がそれぞれの面の中央に鎮座していた。
本棚は全て同じ高さになっており、その上にはカチコチと時を刻む時計が大小様々に、奇抜な種類があったりして、ずらりと壁に立てかけられていた。
その壁は全てすすけた白で、天井には円盤型のLED電気だろうか、が設置されている。天井もすすけた白色のようだ。
床には
床には...
「は.....?」
驚きのあまり声を出してしまう。
僕にとって異常な光景、いや、どうなのだろう。
頭では疑問が湧き出るが、身体はただ震えを増すばかりで、僕の理性がそれを押さえるのは、どうやらまだ少し時間が必要なようだ。