1/2
プロローグ 夢の中で。
終わりは唐突で、しかし僕の心を嫌だと言っても締め付ける。
なんで。
何でなの?
なんて。利己的な考えが頭をよぎるたびにそれを僕は押し潰す。
まだ。
まだ足りない。
僕は、向き合わなきゃ。
もっと。僕に救えたはずの物を探すために。
僕は途切れ途切れの道をおぼつかにない足取りで、進む。
#1
「君の根幹を成しているのは罪の意識。」
「僕、いや。私たちの求めるのは、贖罪」
「向き合えないのなら、わすれてしまえばいい。」
「まだそちらの方が私達の気は安らぐ。」
「向き合えるのなら、思い出せ。」
「あの日の私達の罪を。」
「あの日の君の罪を。」
「「「「「「「真実は最初から君の中に有るのだから。」」」」」」」