あの子に会いたい
私の名前はイマっていうの
魔導士をしているんだ
私は訳あって人を探しているの
リオって名前の男の子
この国のギルドを20件も回っちゃったけど
どのギルドにも登録されていなかったんだ
今日も空振りか
そう思った時に後ろから大きな声がした
「おはざっす!配達に来やした!」
その牛乳配達員の男の子は
私の探しているリオだった!
「会いたかったよ!リオ!」
「だっ誰っすかあんたは?!」
あれ?私って分からないのかな?
どうしよう
どこから説明すればいいかわかんない
「その牛乳おいしそうだね!」
「ああっ!だめだ!それは商品!!」
私は牛乳をいっぱい飲んだ
「どうしてくれるんだ!まだ配達終わってないんだぞ!」
?どうして怒ってるんだろう
私はリオにあくびが出るくらいお説教をされた
「私、悪いことをしたんだね・・・ごめんなさい」
「ほら!業者の人にも謝りに行くぞ!!」
リオに手を引かれて私たちは牛さんのいっぱいいるとこに向かった
「どうしたリオ坊!」
背のたかいおねーさんが建物から出てきた
「それが配達の途中で、俺商品を落としちまって・・・」
「おっちょこちょいだな!リオ坊は!」
「商品代は俺が弁償するからさ!!」
私は泣き出してしまった
「違うの!ほんとは私が悪いの!!」
「なんだか訳ありみたいだね、一息つこうか」
私はいままでの出来事を二人に話した
「えっと、要約するとお前は罠にかかっていたモンスターで
それを俺が助けたと・・・」
おねーさんも続けた
「それで、転生?ってやつを使って人間になってリオ坊のところに来たと?」
「うん!そう!」
説明しすぎて私の頭はあつあつだった
「神様にね!『お願い石』を6000個渡したの!」
「ちっ!20連で来るとか化け物かよっ!!」
おねーさんが意味の分からないことを言った
「新米がぁ。リオ坊は渡さねーからなー」
?説明が終わってからなんかおねーさんが怖い
「で、イマさんは俺にお礼をしたくて会いに来たと」
「そうそう!」
「どうせその美貌を使ってたぶらかしに来たんだろアバズレがぁ!」
?おねーさんの様子がおかしい
「私はこの牧場の権利を持っている!リオ坊には私こそふさわしい!!」
「ギレーさん?」
リオもちょっと身構えた
「それにリオ坊と私は長いからなー、もう三年目だ!」
このおねーさん怖い
「話を聞いてたらウチの牛乳飲んだのお前みたいじゃないか!!」
「自警団に突き出してやる!!」
「サンダーボルト!!」
「ぎゃあああああああ!!」
私の得意魔法サンダーボルトだ
なんか危険を察知したから打った
「私を倒したところでライバルはいくらでも現れる!いくらでもなぁ!」
ギレーって名前の人意味わかんない!
「いくよリオ!」
「えっ?!どこにだ?!」
「わかんない!」
「いや!分からないのはまずいぜ!きちんと計画を立ろよ!」
再びお説教タイムだ。あたまぷしゅー
「とにかく人間になった以上ルールというものがある!最低限守れ!!」
「お腹減ったね!おまんじゅう食べる?」
「いらん!!ギレーさんが起きたらちゃんと謝れよ!!」
リオに今日教えてもらった言葉
前途多難だって
むずかしー。




