赤い三日月が輝く
この作品はR15です。
皆様こんにちは。
初めての方ははじめまして、久しぶりの方はお久しぶりです。
いつもお世話になっている皆様には、いつも本当にありがとうございます、昼咲月見草です。
少しずつ冬が近づいてくる今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。
わたくしは昨晩、唐突に書きたくなったエッセイを仕上げてめっちゃ夜中に寝たため、ちょっと調子が微妙な感じです。
なので、今度こそ気をつけようとこのエッセイを夕方に書き始めたのですがね、まあ投稿はいつになるか分からないわけで。
何しろ書き始めてから投稿までに三、四時間かかるのがデフォでございますからして。
でもまた今日も投稿予定で書き始めたのは、時間ができたこともありますし、体力がちょっとだけ戻ってきたのもあります。
まあでも1番は書きたいものがあるからですね、ええ。
以前からわたくし、政治関係や宗教関係、他国関係のことはエッセイで書いちゃいかんと、そう思って参りました。
だってほら、うかつな発言して商業作家人生終わった人とかいるじゃないですかー。
誰もが村上春樹みたいに「卵の側にたつ」とか言っていいわけじゃないのですよ。
フィクションで書くことすら絶対に許されない、そんなものが世の中にはあるわけです。
わたくし自分が可愛いんでね、言葉は濁すしわからないフリするし、リアルでは平気で嘘もつくわけです。
でもたまに我慢できなくなる。
「これ何?」
「真実が分からないんだけど誰か何か知ってる?」
「ちょっとクソな話聞いたんだけどさ」
そう言いたくなるわけです。
でね、ずーっと書くのを避けてたものを、もういっそここでぶっちゃけちゃおうと思っているのでありますよ。
いつか書くとしたら、『友達何人なくすかな♪』というタイトルの連載エッセイにするつもりだったのですがね、今朝の明け方よりずっと前につい投稿しちゃったエッセイがすでにあるので、連載にするのは無理で失敗しちゃったんでございます、おほほ。
なので単発で短編エッセイにすることにした、まる。
はい、というわけでここから本題、タイトル回収です。
前フリ長いな!ひと駅で読める文字数目標どうした!
そう思ったあなた。ごめん、ずっと書いてなかったせいかなんか止まらん。
さてタイトルの『赤い三日月』ですが、これが『赤い月』とか『ブラッドムーン』とかだったら、わたしの事をよくご存知の方は「なんだよ、またゲームの話かよ」と思った事でしょう。
おっと残念、違います。
『赤い三日月』、それは赤新月の事です。
キリスト教を連想するということで、イスラム教国などでは赤十字マークの代わりに使用されていて、赤十字社ではなく、赤新月社、と呼ばれているのだとか。
救急車のマークも赤新月だと聞いたことがあり、テレビのニュースで実際に赤新月マークのついた救急車を見たときは「本当だったんだ!」と驚いたものです。
まあ要するにその瞬間まで疑ってたってことですね、ええ。
わたくし、自分の目で見たものしか信じないタイプなのです、実は。
さてその赤新月。
イスラム教の人々にとって、白地に赤の十字は十字軍を思い出させる。
「あそこに行けば赤十字の人に助けてもらえる!」とわたしたちが思うのに対し、彼らは「あそこに敵がいる!」と歴史的な関係でためらってしまうとかなんとか、その昔読んだような読まないような。
もう何十年も前の話なので、不確かな記憶なのは申し訳ない。
実際にはイスラムの人だって、別に赤十字マークを見ても今はなんとも思わないかもしれません。
もし詳しく聞けるような友人がいたら、ぜひ聞いてみて実際のところを教えていただけると幸いです。
と、まあ、そんなこんなでイスラムの人にとって新月とかマークとか大事なんだろうな、という認識がわたしにはあったわけです。
そして2004年、イラク戦争のあと。
朝のニュースでわたしはその旗を見たのです。
戦争に負けたイラクの旗を変更する、その案。
イスラムっぽさがあまりない、水色の三日月の旗。
ゾッとしました。
日本ではあまり自国の旗って大事にされませんよね。
でも、他の国ではそうもいかないはず。
ましてや、赤十字マークを赤新月マークに変えてくれ、となるならきっとものすごく大事にしてるはず。
勝手にそう思い込んでいたわたしには衝撃でした。
なぜなら、全体的にイスラム系ではない別の国を思い起こさせたから。
イラク出身のアーティストが出したデザインだという話だったが、イラクの人がこんな色使わないって!!
そう感じるものだったわけです。
それは朝早い時間帯のニュースでした。
ならばもう一回この後やるだろう。
そう思って見ていましたが同じニュースはやりませんでした。
他の番組か、後日同じ番組で続報やるだろう。
しかしそれも無し。
恐ろしくなりました。
何が起きているんだろう、世の中では本当は何が真実なんだろう。
北朝鮮から拉致被害者の方が帰ってきたとき、わたしはショックで何を信じたらいいのか分からなくなりました。
その何年も前に、コンビニの雑誌の表紙で『北朝鮮による拉致被害』の記事を見たとき、わたしは眉をひそめていたからです。
『いくらなんでも今の時代に国家による誘拐とか、本当なら最悪だけど、もし違ってたらこういう記事出すと外交問題になるんじゃない?』
そう思って。
信じていたわけですよ。
世界は平和で、日本を敵国として見てる国は現代にはなくて、世界中の国は愛と融和を目指していると。
要するにわたしはクソでバカで救いようがなかったわけです。
世界はどうやらゴミのように汚らしいものらしい。
あれ以来そう感じてはいたものの、まだまだ甘かったのだろうか。
世界は悪意と欺瞞に満ちてどうしようないほどなのだろうか。
ずっとずっと、わたしはそう考えていて、誰かにそう叫んで聞いてもらいたかった。
嘘だと言って欲しかった。
そんな事ないよ、と言って欲しかった。
旗が、ちらつくのだ。
時折、目の端、記憶の端に。
水色の三日月の旗が。
わたしたちは騙されてるいるのか?
きれいなハリボテでごまかした世界に生きているのか?
黙っているのが苦しくなった。
真実がなんなのか分からない事が耐えられなくなった。
なので、エッセイを書くことにした。
真実なんて誰にも分からない。
でも、吐き出さずにはいられないのです。
リアルで嘘をつきすぎているから。
せめてここでは、口が悪くて性格悪くて好き勝手書いてるクソな自分でいたかったから。
これ書くのやめよう、あれも書けない、これもダメ。
で、ずーっとずーっと何にも書けない。
もうそういうのやめよう。
分からないなら聞けばいいんだよ。
そう思ったので、誰になのか分からない忖度はやめることにしました。
あ──スッキリした!!
こんな変なエッセイにつき合わせてごめんね!
多分飽きたらやめると思う!
何しろほら、あたし飽きっぽい双子座なので!
あ、旗のことはネットで調べて今は分かってます。
じゃあなんで書いたか?
前のエッセイで最後の方にこの旗のこと書いたので、そのつながりです。
何しろほら、本来なら連載にしたかったやつだから。
というわけで気が向いたらまた!
さらばじゃ!
世の中はフェイクで溢れています。
作者も何が本当のことなのか分かりません。
なので、ここに書かれていることを盲信するのではなく、「へ〜そうなんだ、俺関係ねー」くらいのスタンスでいてください。
んでもし真実を追いかけたくなったら、できる限り調べて「おい昼咲!てめえ違ってたじゃねえか!エッセイ書いたから読んでみやがれボケが!」と教えていただけると幸いです。




