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血のない家族  作者: 夜桜紅葉
第四章
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方言ズ

 お久しぶりの日向です。

私は小学校に入ってから出番がなかったけど、覚えているだろうか。

覚えていなくても話を進めよう。


私は海霜小学校に入った。

そして一年一組の生徒となったのだ。


このクラスには色々な生徒がいた。

まず語るべきは方言についてだろう。


私は小学生になるにあたってエセ関西弁を卒業してもいいかな、少なくとも学校では使わないようにしようかなみたいな感じのことを考えていたのだが、そうする必要はなかった。


なんと、このクラスでは何故か方言が流行っていたのだ!


つまりこのクラスにおいて、エセ関西弁を使うことはまったく不自然ではなかった。


具体的には、なんちゃって博多弁、それとなく京都弁、インチキ北海道弁、沖縄弁モドキ、部分的津軽弁、ほのかに香る長崎弁、イカサマ廓詞(くるわことば)など。

色々な方言を使う生徒がいる。


廓詞というのは、ありんす言葉のことだ。

なになにでありんす、みたいなアレ。


そんな連中に囲まれていると、むしろエセ関西弁を使うべきだとさえ思える。

卒業は見送りになった。


私の同級生の方言ズについてはまた今度紹介することにしよう。

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