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2,修行
まず、写真とは何か聞かれると思ったのですが…
意外にもカメラはこの世界にあるようです。
しかも、庶民にも手が届く価格で。
なんで私はこの世界にいながらこんな重要なことを知らなかったんでしょうか…
まあ、それは置いといて。
不思議にもことは上手く進みました。
母様がOKを出してくれたのです。
ただし、自分で自分の身を守れるようにならなければならない、という条件付きでしたけど。
まあ、前の世界と違って魔法も魔具(魔力を持ったもの)も魔人(魔法や魔具を悪用する人)もたくさんいますからね。
親としては当然かもです。
そういう訳で、私は護身用の魔具の取り扱いを学ぶため、母のツテで剣豪に剣を学ぶこととなりました。
別にわざわざ剣豪でなくても良いのですが…
母曰く、「やるからにはちゃんとやれ」らしいです。
うん、すごい、私の真似そっくり。
そうして、私は一週間後、剣豪のいる新緑の国の剣豪村(名前の通りですね)に行くこととなりました。
母様行動が早すぎませんかね…