07魔法使いの巣靴
落ちた先は、酒とタバコの匂いで満たされていた。
「ゲホっゲホっ 臭い。」
「確かに臭いな。」
グタゴンの次にスパム マーカと落ちて来た。
「におうなここは。」
「確かにね。」
「お主ら、新入りの魔法使いかのう。」
爺言葉だが、黄色い女の子の声。
「誰ですか、あなたは?」
「そちらから名乗れば良いじゃろう。」
面倒くさいチビだ。しょうがねえ、名乗るか。
「僕の名前は、モケンです。ヘルさん。」
「なぜ、余の名前がわかる?」
「スキルですよ、地獄の魔法使いさん。」
ヘル
HP1000
ATK1000
DEF3000
MP10000
二つ名 地獄の魔法使い
必殺技 メテオインパクト
スキル 魔力回復 地獄耳 鉄壁 喚く
称号 エルフ ギルドラー 究極の魔法使い 魔法使いの巣靴頭 二つ名持ち 必殺技持ち ロリババア ランクSSS チビ 使い魔持ち
魔力はクソ高いがHP ATKが極端に低いな、ATKと魔法の攻撃は違う部類なのか。
「面白いスキルじゃのう、それで何ようじゃ。」
「この紙を見てください。」
紙を渡した。するとこのチビは衝撃的な発言をした。
「そうか、モケンとか言ったな?」
「はい。」
「余と戦え。」
「いやです。」
「なぜじゃ?」
「弱いからです。」
戦いたくない戦いたくない戦いたくない。
「じゃあ、お主が勝ったら強い武器をやろう。」
「喜んで!!!」
「ホントっバカよねこいつ。」