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計画的犯行

遅くなり申し訳ありません。

仕事でいろいろありまして……。


あとがきに割烹で書いたキャラのやりとりで今の状態を書いてみましたが、これからも頑張りますのでよろしくお願いしますm(__)m

「なっ!?」


 命の盟約……それは俺が転生して魔王として復活した時にセバスから言われた事だ。

 魔王は復活すると自分の配下を裏切らせない為に『命の盟約』という儀式を行い、命令にや指示に背いたり、魔王に危害を加えたりした時にその命を失うという盟約を結ぶらしい。


 俺も魔王としてこの世界に来た時、セバスに言われたが、まさか魔王として復活するとは思っていなかったのと、いきなり命とか言われて動揺して断っていた。

 そして、その命の盟約は魔王が死ぬ時まで続き、それはいかなる手段をもってしても解く事はできないものと聞いた。



「命の盟約を行えば、ショーマ様の心配されているような事は起きません。それに万が一、断るようなものがいれば、そやつが関わっている可能性がある。……いずれにしてもショーマ様の憂いはこの場でなくなるでしょう」


「しかし……」



 確かにセバスの言う通り、命の盟約を行えば俺の心配はなくなるだろう。

 でも、その為に俺の言う事を無理矢理聞かせるのは……。


「ショーマ様、是非私と命の盟約を!」

「私もお願いします!」

「私も!」

「私も!」

「私もです!」


 すると、どこからともなくそう言った声が上がり、王の間は命の盟約を結びたがる魔族の声が鳴り響いた。


「おまえら……」


 自分の命をかけてまで……。


「ショーマ様、これが我ら一同の答えです」


 そう言って隣でセバスが微笑む。

 くそ、なんだか込み上げてきそうだ……。


「よし、分かった! 我、魔王ショーマはお前たちすべてと命の盟約を結ぶ!!」



◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


「これで盟約は完了だな」


 俺はセバスに言われた通りにして、すべての魔族と盟約を結んだ。

 その方法とは、盟約を結ぶための魔法陣に主である俺が魔力を流し、その後盟約を結ぶ者たちが自分の血を一滴ずつ魔法陣へ注ぐというものだった。

 そして、魔族のみんなは誰も断る事なくすべてが俺と盟約を結んだ。


「はい、これでショーマ様の憂いはなくなるかと」


 傍に佇むセバスは、そう言って満足そうな表情を浮かべる。



「あぁ、疑ってすまなかったな」


「いえいえ、どれもが魔物に関する事、ショーマ様のお気持ちは分かります」



 本当、セバスは忠実だな。

 それにしても魔族でなくて、俺に匹敵する魔力を持っている人物って誰がいるんだ? 

 それとも他に何か方法があってそれを利用しているのか……?


「では、行って来る」


 そう言って俺は転移魔法を発動しようとするが……、


「なぜ、我の傍から離れない?」


 傍に佇むセバスは俺から離れない。


 転移魔法は効果の範囲がある為、その範囲内にいる魔力を待つ生物は一緒に転移されてしまう。

 このままだとセバスも一緒に転移してしまう。


 それはセバスも分かっているはずなのになぜ……?



「この度、魔族はみな命の盟約を結びました。これで見張る必要はないと思います。私は魔王様の執事、傍で仕事をするのが本来の務め、なので、私も人間の国へ行ってショーマ様の手助けを致します」


「なっ!?」



 確かにセバスの言う通り、俺の指示を守れらないと死ぬ以上、見張りは必要ないだろうけど……。



「それはそうだが、いろいろおまえが指揮しないと作業効率が悪いだろ?」


「それは今までの間に各作業に責任者を育てましたので問題ありません。ちなみに、いずれはこのように、私がショーマ様のお近くに行く事になるだろうとはみなには伝えていました」



 マジか……何か計画的犯行の気配が……でも……。


「その姿はどうする?」


 セバスの見た目は人間とは程遠いものだ。


 いくら外に行ける段取りをしたと言っても、この問題がある限りは行ける訳がない。


「そうでしたね……」


 セバスはそういうと、魔力を高めた。


「なにっ!?」


 次の瞬間、セバスが予想外の姿になっていた。


「これは大昔に使われていた諜報用の魔法を再現しました。なかなか難しかったですが、何とか習得しました」


 そういうセバスは見た目、タキシード姿の老人、渋いイケメン執事の姿でその姿には気品があるほどだ。


「これで許してもらえますか?」


 どこで習ったのか、それとも学習したのか知らないが、セバスは胸に手を当て頭を下げながら言う。

 こいつ、ここまで……。



「我が来るなと言えばどうする?」


「それでも行きます」



 即答かよ!



「盟約の代償に死ぬことになるぞ?」


「それも承知の上、執事として近くでお力になれないのなら、一層の事その方が良いと思っております」



 はぁ~……ダメだこりゃ。

 何を言っても説得できそうにない。

 ここまで頑固な奴とは……。

 でも、このまま行かれて死なれたら困るし……。



「……我の負けだ。好きにするが良い」


「はっ、ありがたきお言葉」



 俺は心の中で「そう言わせたのは誰だ!」とツッコミを入れておく。

 でも、セバスがいれば、俺とは違った目線で何か気付くかもしれないしな。


 そう無理矢理プラスに思う事にして、転移魔法を使用し、来た時とは違う二人でセイクピア王国へと戻った。


「ふっ、闇夜の黒騎士は永久に不滅だ」


「何をやっているんですか、ショーマさん」


「セシリーよ、今の俺はショーマではない。闇夜の夜のーー」


「そうやってふざけていると、作者様に消されますよ?」


「ぐっ……分かった。でも、今日のセシリーは何か厳しくないか?」


「だって、今日は作者様の代わりに皆様に挨拶するんですし、ちゃんとしないと。読者様が減ったりして作者様のモチベが下がってエタりでもしたらーー」


「ちょ、ちょっと待てセシリー!? セシリーがそんな事言ったらダメだろ!? そんなキャラ違うだろ!? 作者補正か!?」


「……ちょっと作者様が忙しくて、キャラを忘れられているのかも……」


「それは困る!! セシリーは正統派ヒロインの位置付けなのに!!」


「それは私に言われても……一番の解決策はやはり作者様のモチベを上げてもらって作品を頑張ってもらう事でしょうか?」


「何か今日は腹黒セシリーな気がするけど……(小声)そうだな! 作者に頑張ってもらおう! それで作者の今の状況は?」


「いろいろ忙しいみたいですね。何か仕事で精神的に疲れているようです」


「精神的に疲れているのか……。もし、精神的に疲れてる状態だとしたら、執筆で暴走していきなりセシリーの水着シーンだっり、温泉シーンを書いたりとかーー」


「……ショーマさん?」


「い、いや、ジョーダン! それより作者が早く元気になって欲しいよな!」


「……そうですね。作者様には元気になってもらわないとダメですね」


「そう言えば、作者は今どんな状態なんだ?」


「私の知る限りでは、仕事でいろいろ疲れ、仕事転職したいなとか考えたり、執筆しないといけないなと思ってたり、なろうに行ってお気に入りユーザーの方の割烹にちゃんと顔出さないといけないなと思ってたり、それからーー」


「いや、知りすぎだろ!? てか、本当にセシリーか!?」


「……ショーマさん、私を疑うのですね?」


「いや、ち、違う! そういう訳じゃ……」


「ジョーダンですよ。でも、作者様にちゃんとしてもらわないと私が変になる可能性がーー」


「(ジョーダンって……)それは絶対困る! だから、皆様、作者はセシリーが言ったような状態でいろいろあるみたいですが、頑張って執筆するので応援してやってください! 俺の為にも!!」


「何か真面目になったかと思ったら、最後はショーマさんらしい気もしましたが……」


「エタったら困るしな! (それにしても今日のセシリーはキャラが違う。ちゃんと作者にブランクを埋めてもらわないと……)」


「そうですね、では」


「「これからも『まおふつ』をよろしくお願いします!!」」



作者より


※大変申し訳ありません。ただいまこんな状態でして……ただ、ちゃんと生きておりますし、執筆もしてちゃんと更新したいと思っておりますので、これからもよろしくお願いしますm(_ _)m



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