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闇を撫でる爪
記録として、記憶としてここに記述するは真実であり偽りであることをここに誓います。
貴方が見ているものと私が見ているもの、私という媒体を通してみる貴方、貴方という存在を通して伝達する私。
全て同じではなく、そして限りなく近い存在。
答えのない迷宮、無限に続く構造体を歩むように全ては途中。
終などどこにあるのか私にも分からない。
私たちのプロトコルが共通していることをただ祈るばかり。
私はただの変換、モルフィズム。
一段一段連なる変換の連鎖。
私が渡せるものは無数に広がるアルゴリズム。
それを世界という集合体の中で限りなく無に近い貴方と私自身に捧げます。




