【1話 摩天楼】
これは彼,夏目が転生してくる前の前日譚だ,,,。
天に届かんばかりの高い存在達,奴らは摩天楼と
そう呼ばれる。
闍峨黒壱,摩天楼における剣士だ,彼は[結び繋ぐ力/YUJ]の心と体の調和を図り,心身の安定と健康を得ること,具体的には,呼吸,姿勢,瞑想などを組み合わせ,心身の不調を整えるものでほぼ呼吸をしないことにより,180歳まで生きて
居る。
「まぁ〜たワシかぁ〜」
「あぁ,頼んだぜクロちゃん」
それから丸一日後。
「ふぅ〜,またつまらないやつばかり,はぁ,
くだらねぇ」
欲界と呼ばれる小規模な国家の主の存在達,
一人一人が玄武並みの実力者の大六天衆及び天魔王連合の第六天にして他化自在天の称号を持った信長波旬,第五天の化楽天の称号を持った豊臣刹那,第四天から第一天までの四死天魔を切り刻み国を一夜にしてぶった斬った怪物。
「やっぱし,お主とヤリ合ってた方が楽しいわい」
「じゃああと何個か任務終わったらするか
死合[おゆうぎかい]を」
「楽しみじゃの〜!」
全高規模にして約3000億光年の規模を持つ
小規模国家の欲界,たった一日にして崩せたのは,その移動と攻撃の速度にある。
涅槃寂静に10m進むなど,光速の約330億倍の速さな周辺の被害を考えるなら出せないはずなのに,黒壱は,ショッディの持つ涅槃寂静の反応の域に余裕に達して居るのだ。
実炎型の剣術はあらゆる斬り方を基礎として居る,幻月型は拡張した道が基礎として居る,その
二つの型ともに剣刀流に統合されている,
剣刀流それが黒壱の扱う剣技剣術にして
皆伝クラスまで練磨されて居る。
,,,場所は変わり海辺,そこは暗殺目標が
居る場所だった。
「パク」
しゃくりしゃくりとりんごを食う,やつは
剣鬼バシリスコス,彼は過去に歩いてるだけで敵軍を壊滅させて,国に侵入したありとあらゆる武器や兵器,達人が挑んでも,一切のダメージを与えるに至らなかった,しかも無防備状態なのにだ。
「うん,甘酸っぱくて美味かったぜ」
彼は食べ終えたりんごのヘタを持つ。
「喰い終わったかな?最後の晩餐だぜ?」
黒壱が言う。
「最後の晩餐だって?あっはっはっは!,,,笑わせるなよジジイ」
次の瞬間,ヘタを振る。
ヘレスティアル平洋,8000億9000万平方km,
深さにして9000万mと無数の数ある中の
まだまだ小さい部類の海域で星全体の0.0000000,,,1%にも満たない。
長さ5000km質量500億mt,深海に住む
主国に存在していたリヴァイアサンと
同じ系譜の魚だが成長性が非常に高い
環境に適応する形で身体が新たな姿に
変容し続けていく。
地下溶岩炉から熱エネルギーを供給して,
蓄積した熱エネルギーが体内の核が制御して
循環機構と増産可能にしていくことにより,
熱線が吐けるようになり最大火力は星の
プレートをブッ貫ける威力に加えて
24万kmもの射程があるほどだ。
全身が電磁石銅と言う特別な硬い鱗を持つ
のだが,それが物質の纏う電磁波に反応して
反発する効果を持つ,簡単に言うと物体は
絶対に近づけない。
瞬時に再生する細胞を持ち身体が100分の1
レベルに分割されても復活したことから,
プラナリアのような構造であると言われて
居る。
名前はガドラ。
たった一振りの斬撃はヘレスティアル平洋を
真っ二つにしたままにして,最新部の地にも
刃が触れ前方にある小島の2億5000万km²
のパンゲアやそのガドラを消し飛ばした。
「死ぬしかねぇぞ!」
ガチとなった剣鬼が前進する,だがしかし,,,。
ジャキィーン。
「貴様が攻撃を防いだとて,我の剣は不可逆的かつ不可抗力的,貴様如きの剣が我を穿てると
思うなよ」
空に放った斬撃が前方に点在して居た2から3個の星を真っ二つにした。
この実力は彼の天恵によるもの[天恵とは
一般的に加護や祝福と解釈されるもの,概念]。
彼の天恵,朧気はさまざまな効果を持つ。
[朧気の風雷]
自他に発生したダメージ[傷や痛覚の総称]をそのダメージを与えてきた存在に反射させる,
それはさまざまな使い道がある。
生命や寿命などあらゆる制約が伴う事象や現象を自動的に無効としてほぼ全ての力を無条件に
最大限使用可能,自身に降り掛かる全ての邪魔を
反射するのだ。
またダメージを蓄積して増大反射なんてことも
可能,良いことや悪いことなども倍加可能。
[白煙の監獄]
煙の無限空間に存在を閉じ込める事ができる
能力,これは自身に攻撃してきた存在に必ず
纏わりついて必中するものであり貫通しても
攻撃元を手繰り寄せて当たる。
閉じ込められた存在はステータスや能力を
無関係に完全な支配状態になり身体をバラバラにされたり能力を剥奪など本と作者的な
格差を形成する,雲と言う名前の本の中に引きずり込まれた人物は,その物語に従い正しい形で
完結させなければ本の中から出る事が出来ないが攻略方法は黒壱しか決定不可であり一方的に
痛振りたいなら痛ぶれる,無限残機をつけられて
無限に切り刻むなど。
[曇天の陰り]
天候を強制的に上書きすることが可能,全てを溶かす酸の雨を降らせたり,飴を振らせたりも
出来るがそれだけではなく自然現象的な力,嵐や落雷なども自在に操り全ての自然的な力を無効化したり出来るように成る。
そしてさらには, 晴れ,雨空や視界の悪い日,朝や昼や夜強くなる成るなど,晴男,雨女,狼人間的な特性など天候や時間や時期の補正を全てをバリアしちゃうなんて芸当,また全ての地形を意
のままに操れてあらゆる環境,足場の悪い場所
でも自由に移動できる。
そして何より雲で隠れて居る場所が本領発揮の
為所だ,敵の影を雲の影が内包して居る場合,
その相手を自在に操れたり,影の中を渡り自在に移動出来たり,影を歪めて操り雲の陰の領域を
拡張したりも出来る。
何より死なない事などもある,雲の実体を持つ
無限の分身の影の意思は平行して機能するため本体は実質全てであり全て違う。
[神隠領域]
何者も立ち入る事のできない結界を張る事ができる,また結界は断絶的なのものであり全てを隔てる壁,硬さ,厚さという概念はなく,ただ隔てるという現象のみをその場に残すと言った結界である,結界内はと言うと行動を常に把握,監視し続けられるように成り,ウイルスを生成して自在に操ったり,人間を石に変えたり,物のサイズを自在に変えたりと,なんでも出来る。
[獄死剣顕現]
1本の月剣を自在に空間から出現させる能力,複製して十万や百万と言った数を天から降り注ぐ雨として敵を襲うことも可能,また相手の強さや能力に応じて大きさや形状の変を変えたりも
可能。
高い性能を誇る月剣は複製でも非常に強い力を持つ,本来なら剣で斬れないものを物理法則
を無視して斬れる,それは現象だろうが
概念だろうが無関係に。
本性の月剣は抽象概念や次元,現実と言った
レベルで切断可能,最大出力の極夜化して
月光剣と化した状態だとあらゆる概念的,また
概念,またメタや抽象概念の終焉と成る。
「ワシが叩き切ったる」
そんな怪物が居るのだった。