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とあるアプリで出題されたテーマから紡がれるセカンドストーリー  作者: 砂坂よつば


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32/38

32話【大空】ト【ゆずの香り】

 生徒A(以後くろと)と生徒B(以後まるた)は河川敷の芝生の上で寝転がり空を見上げていた。


くろと「何にもやることないな」


まるた「そうだな。俺も大神みたいにバイトしようかな」


くろと「いいなそれ!大神に頼んでみようぜ!」


まるた「いや、無理だろ。大神にそんな権限ねぇし……」


くろと「マジか!?」


まるた「バイトだからな」


くろと「ワン チャンス……」


まるた「ねぇって」


晴れ渡った大空の下二人はこのあと河川敷に居たことに後悔するはめになった。


_______________________


 今年も柚子を使った食品や飲料水などの品々が萌香の家に届けられた。ジャムにジュース、そして萌香お気に入りの柚子の皮が入ったシャーベット。

一口アイススプーンで掬い舌の上乗せるとすぐに溶け、さっぱりした柑橘系の甘味の中に少し皮の苦味がして柚子独特の香りが口いっぱいに広がる。小さなカップに入ったシャーベットはあっという間に食べ終えてしまった。


萌香「はぁ〜。美味しかったぁ!マミィ、今年は新作があるって英里(えり)さん言ってたよね?」


萌香の母親「うん。まだ試作段階らしくて使用したら感想が欲しいそうよ」


母親の友達、英里は柚子は勿論文旦(ぶんたん)新高梨(にいたかなし)等果物を栽培してる農家に嫁いだ。都会生まれの彼女は田舎暮らしに憧れていたようで、萌香が幼稚園に入園した頃マッチングアプリで知り合った彼と2年の遠距離恋愛を経て萌香が幼稚園を卒業した年にめでたく結婚(ゴールイン)した。

段ボールの奥から小さい箱が出てきた。開けてみると液体の入った100ml程のボトルが3つ並べられ個々に【シャンプー】、【トリートメント】、【ヘアオイル】と記載されたラベルが貼付されている。


試しにボトルの蓋を開け香りを嗅ぐ。

すっきりとするほんのり甘い柑橘系、その中にもやはり柚子独特の皮の香りが混ざる。夏用に少しだけミントも配合されているようだ。

柚子の香りにはリラックス効果や落ち込んだ気持ちを向上させたり、苛立ちの緩和、気分転換、疲労回復等効果があるらしい。

楽しそうな萌香の表情を見て母親はホッと胸に手を添える。昨日まで萌香は酷く落ち込んでいたからだ。


萌香の母親「早速、柚子の香りの効果かしら(笑)」


と母親は微笑んだ。


32話End


お題【大空】24‘12/22

  【ゆずの香り】24‘12/23

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