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とあるアプリで出題されたテーマから紡がれるセカンドストーリー  作者: 砂坂よつば


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14/38

14話【子猫】ト【はなればなれ】

 スーパーから家に戻り早速、闇鍋風ピザ作りの料理を始めた。完成するまで約2時間半ほど掛かってしまいもはや昼食ではなくおやつの時間帯になろうとしていた。ピザの完成度は美味しい箇所は最高だった。しかしチーズとの組み合わせの悪い食材の箇所はなんとも言えない味のようだ。一言でいうと不味い。

4人はピザを食べ終え、今度はポテトチップスやスナック菓子を食べ始めた。

大神は袋からポテトチップス1枚指で摘みそれを食べ終えた時。


大神「船星(ふなぼし)一つ質問ええか。あのBBQの時に物陰から見てた女子にお前は何をしようとしてたんや?好きで見てたと違ういうとるし……。他に考えるとしたら……痴漢か?あかんでそれは犯罪やで」


僕は慌ててすぐさま反論した。新たな誤解を生まない為に。


船星「ちちち、違うよ!そそ、そんな事考えてないよ」


僕はゴクリと唾を飲み意を決してあの時思ったことを正直に話した。


船星「昼休み僕らグランドでサッカーをしている時屋上で叫んでいる女子がいたよね。一時期その子を“子猫“ちゃんって大神君が言ってたの覚えている?」


大神は首を傾げていた。どうやら忘れてしまっているらしい。僕は続けて話す。


船星「その子猫ちゃんを偶然BBQの時見つけた僕は、屋上から誰を呼んでいたのかどうしても知りたくて……話掛けようとしていたんだ」


生徒A「別に誰でも良くね?」


船星「そ、そうなんだけど。僕、何か気になることがあると納得するまでずっと気になってしまうんだ。それに……僕の思い過ごしだと思うんだけど、一瞬だけ目が合った気がしたんだ」


生徒B(まるた)は同情した眼差しで船星の肩をポンと叩く。


まるた「船星の気持ちはよくわかった」


船星「ほ、本当!?」


しばらく黙っていた大神は急に立ち上がり船星を見下ろし人差し指を指し一言放った。


大神「お前やっぱナンパしようとしてたんか!?」


船星は心の中で叫んだ。


『どうしてそうなるんだよ〜〜〜!!」


僕は正直に話す相手を間違ったかも知れない。


_______________________


 家族と離れ離れなってもう10年も経つ。

(わたくし)は5歳の頃に今住んでいる(父方の祖父母の)家へ預けられた。

いえ、養子に出したもしくは捨てたと言った方が正しい気がする。

家系と村の掟とかなんとかで……。


私が13歳になった頃祖母が教えてくれた。

私の家系及び村では双子が産まれると禍いをもたらすとされているらしい。

だから3歳の時に村のお寺で何かしらの試験を行い、出来が悪い方を“禍い子“と呼ぶ。

つまり今、村から離れ都会に住む祖父母の家で暮らす私は“禍い子“として両親、及び村の長老達から嫌われているらしい。父方の祖父母は昔から村や家系の掟に反対する人だった。元々村の外から来た人間というだけで迫害を受けていたのだ。つまりは……私の父は婿入りである。

掟が存在し、この現代社会において時代錯誤の村は母方の家系と言うことだ。


2〜3ヶ月に1度、双子の姉から手紙が届くその内容が本当のことだろうか…… 。

今だに信じがたい。

だったら私は両親と離れ離れになって幸せだと思う。

優しく我が子のようにとても愛情を注いで育てくれている祖父母から私は離れたくない。

そう強く思うのだった。


14話End


お題【子猫】24‘11/16


  【はなればなれ】24‘11/17

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