キヨシさん
認知症の父の話です。
父を探しに山へ行った。
竹藪だ。
草や竹が生い茂ってる。
おとうさーん!おとさーん!
と叫んだがどこにも居ない。
キヨシさーん!キヨシさーん!
と母が叫ぶ。
上がれない。上がれないと言いながら山を登る。
あがったが父はいない。
山を降りて車で探すと母がいう。
お父さんいたよ!
何と父はおふろをたいていたのだ。
私は、お尻に竹が刺さってでも傷だらけ。
まったくもー。
母はほっとしたようだ。
よかったよかった。
危なく消防を呼ぶとこだった。
良かった。良かった。
ふぅー。