表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

26/34

北都



 俺が意識を取り戻すと侍の頭と体が丁寧に並べられていた。その脇には血の付いた長剣。最後の瞬間、何が起きたのかあまり覚えていない。そもそも俺はどうやってあいつに殺されて、あいつに勝っ──


 「ライセお兄ちゃん?」

 「あ、ああ。大丈夫だ」

 「このまま北都に入るの?」

 「ひとまず様子を──」


 雪原を進む彼らの前に1人の少女がふわりと、降り立った。彼女はアカリよりはお姉さんだが、ライセから見れば大差ない子供である。


 そんな子供に対して2人は身構えた。ライセは刀を握っている。そこまで警戒したのは彼女が空からやって来たからである。まるで雪の妖精のような少女が、何かの才を持っていることは明らかだった。

 

 「何者だ」

 「ジェーミャよ。北都の首長」

 「ほう? まさか降伏でもしに──」

 「そうよ」

 「・・・ふざけるな」

 「ねえあなた、とっとと王都を滅ぼしに行かない?」

ジェーミャのおかげでぐぐっと進展します

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ