第1話 つながり
言葉足らずなのは、平常運転です。
まだ、初期設定と世界観が安定していません。
世界の理より報告します。
人間への転生を開始します。エラーが発生しました。本人の意思によりBスキル「救済者」を贈呈しました。また、Bランクスキル「時間遅延能力」を贈呈しました。そして、エラーの代償として、種族:竜人を獲得しました。続けて、竜人により、Bスキル「救済者」がAスキル「救済王」へ進化しました。
生体を人間ベースで形成します。
んん?、、どこだ、ここは、、水の中か?、、いや、、なんかあったかい気がする、、温泉、、?、、まあいいか、とりあえず、水の中から出よ。
なんとか自分の手足を動かしながら、上へ上へと体を動かしていった。自然に息を止めていたが、なんとなく意味がないような気がした。
ぷは、、なんとか水の表面に出れた、、、、あれ?これマグマじゃねえか!!おれ火山の中にいたのかよ!!と驚きながらマグマの中から這い出た。明らかに現実では考えられない世界。俺って死んだよな?これってもしかして異世界転生ってやつか!?喜んでいいのか、悲しんでいいのか、わからないなあ、、現世で後悔残してきたからなあ、、、
てか、マグマに入っても何ともないってことは、対熱耐性があるのかな??いや、耐性どころか無効レベルだよこれ!!いやそれよりもまず、服が溶けてるよ!!
「われの声が聞こえるか?」
なぜか、妙な声が心の中から声が聞こえてきた。
うわ!!え、なに、どっから現れた!!何者!?不審者!?
「われの声を無視するとはいい度胸ではないか」
「ご、ごめんなさい。」
反射的に謝ってしまった。周りには誰もいなさそうだし、自分の体から聞こえてる??
「あのー、もしかして自分の体にいたりしますか??」
「当たり前だ!!そんなことも知らんのか!!」
いや知りわけないだろ。こちとら、転生したての赤ん坊みたいなものだぞ。
自然に中指を立ててしまった。
「この黒炎竜アルメルドにずいぶん舐めて態度えをとるではないか(怒)」
あれええ、もしかして全部ばれてる??え、なに、一心同体な感じ??やべえ、隠し事できないってことか。やばいよこれ。どうしよう、、、
「まあよいわ、これから共同生活する仲なのだからな」
「」
薄々そんな気がしてたけどね!!いや、冷静になれ、こんな強そうな魔物がいるなら心強いではないか!!そうだよね!!
いろいろ聞きたいことはあったけど、ほぼ全裸だったので、全力で下山した。久しぶりに本気で走った。森に入って、ちょうど、ぼろぼろの布が落ちていたので、服のように結んで、身に着けた。多分、この布は死んだ人間のものだと思われる。うーん、なんかこの森であったのかなあ、、
ところで、全裸の時に見たんだけど、息子がなくなっている??もしかして、、
「人間の女に似ているな」
ポロっとメルドがつぶやいた。あ、ちなみにメルドは下山中に呼びやすいように名付けてみた。
じょ、冗談だろ、、まだ卒業してなかったのに、、こんなことってありかよ、、いや待て、女ですらあるのか??
「おお、忘れておったが、本来竜人は生殖機能を持ち合わせていない。交尾をして生まれるわけではないからな」
まじかよ、ならどうやって生まれてくるんだよ。体に手を当てたが、胸もほぼないに等しいし、少年みたいな体つきしてるし、性欲もなくなってるし。まあ、性欲に振り回されなくなったのは良いことかな。転生前にアニメや漫画見てた影響で、かわいらしい容姿になったのか??いやしかし、特に性欲ないし、モテよう、モテなかろうが、関係ないな。
下山中メルドラに聞いたが、この世界には俺と同じで異世界人がいるらしい。当面は、自分と同じ異世界人を探そうと思う。まあ、メルドラがいるからそこまで急いで、仲間づくりしなくてもいいかな。話し相手が一人いるだけで天と地ほどの差がある。
「メルド、これからため口でいいか??」
「すでにため口でしゃべってるではないか。まあ、良かろう。」
「おう!!サンキューな!!」
そう会話しながら二人は森の深部へと進んでいくのであった。
古代の黒炎竜アルベルド:火属性
:竜人は体内に龍(精霊)を宿す。