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81.ハートリーフとレッドボア

ようやくワイルドボアが出るという村の近くにやってきたので

脇道で先に昼飯にする。

今日は食べやすいようにワイバーンを挟んだサンドイッチと

サラダサンドとフライドポテトにローズヒップオレンジジュースだ。


「おお!サンドイッチか!ワイバーン だな。ムフフフフ。」


「いただきまーす。」


「う、うめぇーーーー。

やっぱり何度食べてもうめぇな。ワイバーン 。」


「うむ、誠に美味い!また、どこかに飛んでいないかのぉ。」


「いや、まだまだたっぷりあるんだぞ!

いくら腐らないとはいえなぁ、そうむやみやたらに

獲るもんじゃないだろ?」


「そうか。なくなる頃にまた言うが良い。すぐ獲ってくるぞ。」


「ああ、その時は頼むな。」


「ポヨも美味そうだな。今日も点滅してるなぁ。」


「そのようだ。」


「また、食い終わって休憩したらボア狩だな。」


「うむ、あやつは雷撃が効くから一発で終わるだろう。」


「そうか。」


モグモグ


「そういえばそろそろ、鍛治職人さん紹介してもらわないとなぁ。

でもみんな忙しそうだし、ギルドで紹介してもらった方が早いかな。」


「何か作るのか?」


「ああ、調理器具を作りたくてなぁ。

毎回借りるのも悪いしあれば色々便利だと思うんだよ。」


「ほう?それがあると、美味いものが食えるのか?」


「そうだなぁ。そうなると思う。」


「それならばあのエルフにでも聞けば良いではないか?

あやつなら良い職人を知っているかもしれんぞ。」


「ん?なんで冒険者ギルドのカミルさんなんだ?

商人ギルドじゃなくてか?」


「あの商人ギルドは打算が多いし面倒だろ。

それよりあやつの刀鍛冶でも紹介して貰えば良いではないか?」


「そうか!たしかに!それはいい案だな。そうするよ。」


「よし!そうと決まったらボア退治してすぐ戻ろう!」


「ふんっ、慌ただしいやつだ。」


グリの言葉を無視してさっさと探す。


『サーチワイルドボア!』


「あれ?おかしいな。反応ないな。」


「ワイルドボアではないかもしれぬな。」


「ああ、レッドボアって事か。」


改めて俺はレッドボアでサーチをかけると反応があった。


「グリ、正解。レッドボアだ。」


「なに、対して変わらぬわ。行くか。」


「おう!」


サーチを頼りに進んでいくと正面に真っ赤な毛並みの大きな

お尻が見える。

絶賛お食事中のようだ。

ごめんな。レッドボアよ。


『グリ、頼むわ。』


『うむ、それっ』



ドスーーーーーーン



「倒れたな。」


「倒れた。」



「また一撃だな。」


「当たり前だ。かなり手加減したぞ。

焦げてはもったいないからな。」


「なるほど、また、魔核ってやつを狙ったのか?」


「うむ、うまい肉は鮮度が命だ!」


「そうですか。」


「ほれ、回収するぞ!にっくにっくにっく!」


「ポヨ、頼むわ。」


俺たちは茂みから倒れたレッドボアに近づく。


「こりゃ随分でかいなぁ。牛よりもデカイな。」


「当たり前だろ?こやつは家畜の牛のそうだな、

2倍ほどはあるな。レッドボアはこんなものだ。」


「んじゃポヨ。よろしく。」


下には潜り込めないのではポヨがレッドボアを

包んでそのままマジックボックスに移動する。

俺はもちろんマジックボックスを開いて移動待ち。

顔はイノシシだな。これ。それにしても見事な赤毛だな。


「さっ。帰るか。転移するぞ〜。」


「うむ、参ろう。」


一応周辺にもサーチをかけてワイルドボアがいない事を確認して俺たちは冒険者ギルドに戻る。


「依頼完遂報告お願いします。

これが依頼のハートリーフでこっちがワイルドボアの依頼なんですけどレッドボアでした。」


「あら?それはお疲れ様でした。確認致します。

ドッグタグをお願いします。」


「はーい。」


「はい、確かに、レッドボアですね。

お疲れ様です。レッドボアはお持ちですか?」


「はい。解体と買取りお願いします。」


「では、こちらの札を持ってお進みください。

先にハートリーフの依頼完遂料とレッドボアの

討伐報酬をお支払いします。

あと、昨日の川掃除の報酬も出せますので併せてお支払いしますね。」


「はい。」


俺は出されたクリスタロスにドッグタグをかざし報酬をもらう。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


支払者 : 冒険者ギルド

担当 : アン


川掃除 4ペニー

採取料 2ペニー

討伐料 25ペニー


合計 31ペニー


総合計 31ペニー


受領 タクミ


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「はい、たしかに。税は報酬からは引かれないんですか?」


「はい、一年に一度の徴収となります。

なりたて冒険者は一つの依頼が少額ですから

都度の徴収ができないんですよ。」


「なるほど。そういう事ですか。ありがとうございます。」


「ではこの札を持って隣のカウンターにお願いします。」


「ありがとうございます。」


そのまま隣に行くとコカトリスをさばき、からんできた冒険者を追い払ってくれたジェイクさんがいた。


「おう!流石に早えな。お疲れさん。どうだった?」


「はい、レッドボアでした。

それで持ち帰ってきたので解体と買取お願いします。」


「おう!任せとけ。悪いが倉庫まで持ってきてくれるか?レッドボアならデカイだろ?」


「グリよりは小さいですけどまあまあな大きさですね。」


「そうだな。んじゃ倉庫行くぞぉ。」


「はい。」


大体3メートル位のイノシシだ。

ちなみに解体してくれる職員さんは他にも沢山いるけど

Bランク以上の魔物は解体できる人が少ないらしくジェイクさんやワイバーンを解体してくれたイーサンさんがほとんど行うようだ。


「んじゃここに出してくれ。」


「はーい、ポヨ頼む。」


「何度見てもすごい光景だな。スライムってこんなに賢いんだな。」


「ポヨは特別だからな。」


「そうだよな。従魔の旦那。こんなすげえスライムなら俺だって従魔に一体欲しいくらいだ。」


「よーし、そこだ。ありがとうな。ポヨ。」


ポヨーン


「こりゃあまた立派なやつだな。

しかもすごい魔力操作だな。焦げひとつないぞ。

今回も見事だな。従魔の旦那。」


「うむ、なんて事はない。旨い肉を食うためだ。

綺麗にさばけよ。」


「おう!任してくれ!こいつは明日でいいか?」


「はい。よろしくお願いします。

ところでカミルさんっていらっしゃいます?

ちょっと相談があって」


「ああ、いるはずだぞ。受付に聞いてみな。」


「はい、ありがとうございます。」


俺たちは受付のお姉さんにカミルさんと会えるか確認すると二階の部屋に案内された。


「どうした?相談って昨日のやつならあと少し時間かかると思うぞ。」


「はい。その件じゃなくて腕のいい鍛冶屋さんを紹介して欲しくて。

アイアンを使った調理器具が欲しくてどなたか作ってくれないかなって思ったんですよ。」


「鍛冶屋か。調理器具って言うと刃物か?

それとも何か新しい物か?」


「新しい物です。一つは刃物で一つは暖炉のような仕組みの火を使う調理台でもう一つは薪を使わずに火魔法を付与した調理台なんですけど。」


「俺じゃいまいちわからんな。

だが、そう言う発明に近い物を好んで作る腕のいい爺さんをしってるぜ。」


「本当ですか?ぜひ紹介してください。」


「ああ、だがその爺さん変わり者でな。

自分が気に入ったものしか作らねえんだ。

だが、腕はいい。気に入れば武器以外でも作ってくれる

珍しい爺さんなんだがな、ありきたりな物を嫌うんだ。

だからほぼ隠居暮らしみたいな生活してるからよ

ダメ元で口説いてみてくれや。

ダメなら爺さんよりは発想力は落ちるがまあ腕のいい鍛冶屋を紹介するぜ。

だけど俺的にはあの爺さんが一番腕がいいと思ってるから頑張って口説いてみろよ。」


「な、なんか怖そうですね。

わかりました。頑張ってきます。」


俺はそうして腕のいい鍛治職人さんの工房の場所を教えてもらいグリとポヨと冒険者ギルドを後にした。





読んで頂きありがとうございます。

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