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76.異世界商会オープン

第2回目のお茶会も無事終了して

あっという間にプレオープンとなった。

商人ギルドのキャサリンさんの招待状は

ほとんどの貴族と富裕層に送られ

初日から予約はびっちりと埋まっていた。

その理由はもちろんメアリーさんのお友達効果。

さらにあのヒキガエル夫人が美しくなった化粧品が

鉛白粉を持っていくと交換してくれるらしいという噂が

貴婦人や富裕層の奥様方に広まったおかげだ。

そのヒキガエル夫人も今日の予約が入っている。

俺は接客もできなければやる事も無いので

結果を待つばかり。

ちなみに露店販売はまだせずに基本は鉛白粉の

回収に集中する。

露店販売は店舗が少し落ち着いてから始めようと思う。

一応、休憩はバックヤードで取ってもらうことに

なっていて、露店販売は午前と午後で昼休憩の

タイミングで交代してもらうことになってる。

プレオープン中は多くの新規の方が来るから

とにかく人数を増やして万全の体制で挑む!


「ではまもなくオープンとなります。

皆さん気を引き締めていきましょう。

それから主人から一言」


「皆さん、俺は接客とか何もできず皆さんを

信じて待つことしかできない不甲斐ないやつですけど

何卒よろしくお願いします。」


「主人、それ返事がしにくいです。

不甲斐なく無いですよ。

皆さん、主人が少しでも私達のような庶民の女性にも

手が届くように心を砕いて基礎化粧品など

作ってくださいました。

今まで化粧とは縁の遠かった庶民のお客様から

貴族の皆様まで幅広くこの効果のきちんとある

素晴らしい化粧品を私達の手で広められる事は

とても素晴らしい事です!何よりここの従業員は

一部こちらの化粧品を支給してもらえるという

従業員にまで手厚い気遣い。

この広い心遣いに報いていきましょう!」


「「「「「「「はい!」」」」」」」


こうして俺の店、異世界商会はオープンした。





◇ ◇ ◇ ◇ ◇





多くのお客様が店を訪れ続々と店内に入っていく。

出て行くお客様の顔は皆、笑顔だ。

さて、俺はここにいても仕方がないしみんなを

信じてあとは任せよう。


「グリ、ポヨ、ここは任せて冒険者ギルドで

依頼でも受けようか。」


「気になって落ち着かないのであろう。

小者め。フフフフフフ」


「やっぱりわかるか?」


「だいたい、お主の考えそうな事だ。」


「グリにはお見通しだよな。

よし、んじゃ冒険者ギルド行こうぜ。」


「うむ、そうしよう。」


俺たちは店舗を後にし冒険者ギルドに向かう。

冒険者ギルドでは色んな人が依頼書とにらめっこしている。

さて、俺たちはどれにするかな。

一応CランクをもらったからBランクの依頼までは

受けられるはずだ。

さてと、どれにしようかな?

これはFランクでこっちEランク最初は無難に

こういうのからいこうかな。失敗しても嫌だしな。


「あれ?タクミじゃないか?

今日は店のオープンじゃなかったのか?」


「これはギルドマスター。

こんにちは。俺がいても役に立たないし

なんか、そわそわしちゃって気になるので

依頼受けに来ました。」


「まあ、男がいても役に立たねえかもしれないな。

それにオーナーは他にも仕事しておくのは

いい事だと思うぞ。

その方が後々大きなペニーが必要な時とか

何とでもなるからな。

ペニーがなくて拡大できないとかだと時間が

もったいないからな。

それにタクミのような人が商人だけじゃ、

こっちが困るぜ。

大きな声じゃ言えないがお前はAランクレベル並みなんだ。

しっかり稼いでくれよ。」


パシッ!


「イッテェー!!!」


「はっはっは。あっそうだ。

この依頼受けるか?ちょうどこれから貼ろうと

思ってたやつだ。何でもオーガが出たらしくてな。

今のところ人族や獣人に被害はないが

作物やら家やらは荒らされたみたいだ。」


「え?人や獣人に被害がありませんでしたね?」


「ああ、森の中の小さな町でよく魔物に襲われるそうだ。

だから叫び声とかを聞くとすぐに避難できるように常日頃から気をつけているみたいだな。」


「避難?する場所なんてあるんですか?」


「ああ、小さい村には城塞や城壁を作る事が

難しいからそれぞれの村長の家の下に結界石を

埋めているんだ。」


「家の下?」


「ああ、結界石が盗まれたら意味ないだろ?

だから誰も取れないように埋めてるのさ。

その結界石は領主のものだから村長だろうが

掘り起こしたら盗人として処罰されるんだ。」


「へぇーでもそれなら魔物の襲撃にあっても

村の中にいれば助かりますね。」


「そうなんだ。だが、作物をやられたら

飢え死にするから早期解決が望ましいんだよ。って事で頼むわ。これ。

そのうち、女の一人や二人食われる可能性が出てくるからな。」


「?結界石があるのにですか?」


「こういう村は弱い立場の者を生贄にして

これでどうかこの村を襲わないでください。

とか命乞いする奴が出てくるんだよ。

意味ないのにな。

食って腹いっぱいになったら巣に帰るけど

腹が減ったらまた来るんだから。」


「それって人災じゃないですか。」


「そういう事だ。しかも女を与えたら喜ぶと思ってるからな。」


「えっ?違うんですか?」


「そりゃ女性の方が食用としては柔らかいだろうし美味いかもしれないがなぁ。」


「ん?」


「オーガは女を辱めるとか慰み者にするとか

聞いた事ないか?」


「ああ、ゴブリンとかもそうらしいですね。」


「残念ながらそりゃ間違った認識だ。」


「え?じゃあそういう事されないんですか?」


「いや、そうじゃない。もちろんさらわれたら

そういう目に遭うが女性だけじゃないって事だ。」


「ええええええ?!どういう意味ですか?」


「どういう意味もこういう意味も男も辱めを受けた後

食われるのさ。

しかも男は硬くて女ほど旨くないみたいで

あいつらの強い性欲のはけ口に使われるから

死なない程度に数日は生かされるみたいだな。」


「えええええ!!!!!」


「だからオーガの集落の討伐なんか行くと

ねぐらに縛られて死にかけの半狂乱になった男が

結構な割合で見つかるのさ。」


「うおっ。エグいな。」


「ああ、女は大抵すぐ、食うみたいだな。

あいつらは食うか、そういう事するかくらいしか

知能が無いみたいだ。

だからこそ、早く行かないとそれこそ知らずに通った

商人とか冒険者がやられるんだよ。」


「俺、てっきり狙われるのは女性だけだと思ってました。」


「冒険者なら知ってる事だ。

だからオーガの討伐は人気がなくて、大抵残っちゃってな。」


「えぇ、じゃあ被害がでちゃうじゃないですか。」


「そういう事だ。まあ、その分討伐報酬は

高めの設定なんだけどな。」


「ちなみにそれってどの辺りですか?」


「これはここから真西に行ったリースって村だ。

馬で1日半位の場所だな。」


「グリどうだ?」


「うむ、別にかまわぬ。」


「おっ!行ってくれる?かなり助かるよ。

これBランクの依頼だからなかなかみつからないだろうと思ってたんだけどありがたいな。

くれぐれも気をつけて行ってな。」


「はい、あと倒した証拠とかなんかいるんですか?」


「あっ!そのあたり説明してなかったな。

ついでに説明するからよし、部屋に来てくれ。」


「はい。」




読んで頂きありがとうございます。

以前からご指摘のありました、

作品名が他と同じだと言う事で異世界商会を

オープンしましたので付け加えようと思います。

今後ともご愛読、よろしくお願い致します。

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