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71.契約と従業員と価格設定

マーガレットさんとの契約を詰めて契約を交わした。

契約内容は週に5日勤務で仕事は7時くらいから日が暮れるまで。

これがこの世界の一般的な働き方らしい。

日が出てないと灯台がもったいないという事だが、

そのかわり朝は随分と早い。

店舗や市場もこの時間から大抵開いているそうだ。

この世界のお買い物時間は教会にみんなお祈りに出かけてその後仕事に行ったり買い物をするらしい。

だから朝からみんな活動的らしく、そして日暮れと共にみな家に帰る。

思っていたより健康的な生活なんだな。

日当は4ペニーで接客もしてくれるそうだ。

もちろん経営から経理まで。

経理は補佐で1人ないし2人雇う予定だ。

当分の間は朝方にメアリーさんの元に訪れて化粧担当としてメイクの技術を磨いてもらう。

ちなみにこれはメアリーさんの提案で

「私を実験に使って練習するといいわ。」

と言われたので有り難くそうさせて貰う事になった。

そして始めの実験をさせて貰った使用人さんにもメイクをさせてほしい!

とマーガレットさんからの要望で侍女の方や他の使用人さんにもメイクモデルになってもらう。

理由はそれぞれ肌質が違うためメイクのやり方も異なる。

それで、他の人にもメイクをしたいとなったのだ。

今後は従業員の育成もマーガレットさんが行うので朝早くから大変だが必要な経験のようだ。

使用人さん達はそれが決まってからさらにウキウキのようだ。


契約後は店のデザインと、雇用人数をどうするかなど店のことの話を

メアリーさんも参加して一緒に詰めてもらった。

一通り希望を伝えて、マーガレットさんがこれはどうしますか?これはあった方が良いですなど

俺には気がつかない商人の知恵を絞り店に必要な事柄をあげて、

それをまとめデザイナーと相談してくれるそうだ。

むちゃくちゃ頼もしいし楽しそうに仕事をしてくれている。

ありがたい!

雇用人数に関しては接客で最低5名

内訳は

基礎化粧品カウンター1名、

ベースメイクカウンター1名、

両方の商品を扱うカウンター1名

詰め替え、ポイントメイクカウンター1名

露店販売要員 1名

そして、お会計カウンターは経理担当の

2人で営業中は会計担当。

マーガレットさんは営業中は全てのカウンターのフォローに回る。


全従業員は8名だ。

経理の方の日当は2ペニーで接客をする女性は大抵1ペニーで十分だそうだ。

こうしてみると女性は本当に賃金が安い。

男性を雇うとマーガレットさんの立場だと6〜8ペニーで経理の方は4〜6ペニー

接客は4ペニー又は見習い扱いで2ペニーだ。

それでも女性より収入がある。

始めは儲かるかわからないのでこれでいくが儲けが出てきたら日当をあげるか、

やっぱりボーナスだよな。あと、福利厚生というか託児所とか、

あとは勉強名目で新商品とかプレゼントするのもいいかもしれない。

女性の力は男性より凄いはずだ。

女性を味方につけた会社は伸びるからな。


雇用契約を結ぶと半年から一年分のペニーを払うのが一般的らしい。

俺、そんなに持ってたっけ?

昨日のワイバーン代が8000ペニー以上あるから

なんとかなるな。

グリの気まぐれがこんな事になるとは。

まずマーガレットさんで半年分払うから480ペニーくらいだな。

それで、経理の方はその半分の240ペニー×2人分

さらに接客の人はさらに半分の120ペニー×5人分

合計で1560ペニー!

いったなぁ!半年分でよかったぁ!

それから家賃も半年分だから360ペニーか。

うん、大丈夫だな。足りるな。

あとは店舗の改装費にペニーがいくらかかるかだな。

家具の料金もあるし、これ、儲かるのかな?

なんかやばい感じがしてきた。


店内デザインは、マーガレットさんのデスクや詰め替えなどをする為のスペースを確保する為

お店の1/3をバックヤードにしてあとは売り場だ。

在庫はマジックバックに入れるので在庫を置く

スペースが必要ないのだ。

売り場は商品を陳列する為のガラスケース。

だが、これはショーケースなので在庫はお客様の手の届く所には置かない。

そしてカウンターとお客様用の椅子、そして会計デスクを配置して照明を明るく照らす。

どうしても窓がない為暗い感じになりそうなので壁は白を基調として上からシャンデリアの形状の灯台と壁面に灯台をいくつかつけて中央を接客スペースとしてバックヤードに出入りもできるようにしたい。

俺の注文はそんな所だ。

ちなみにシャンデリアの灯台と壁面の灯台ガラスケースは俺が作ると伝えた。

壁もいれるなら俺の土魔法でいれるのでその分改装費を安くしてもらえるように交渉を頼んだ。

あとのことはデザイナーさんにお任せだ。

だが、マーガレットさん曰く、これはデザイナーはいらないかもしれないと言い出した。

理由はイメージがしっかりできてるからだとか。

でも、俺としては家具選びとかわからないと言うことで一応デザイナーを入れる方向で決定。

とりあえずデザイン画をいくつか用意してもらい材料やらなんやらで総額いくらになるのか見積りを

出してもらいそれで施工に入ってもらう。

大体、目安は7日から30日位だそうだ。

それまでにガラスケースとシャンデリア、灯台と化粧品の在庫を作らないといけないな。


あと、大切な事がまだ決まってない。

そう、化粧品の値段だ。

これはメアリーさんとマーガレットさんと俺で

決めようと思う。

やはり化粧品の価値が俺にはチンプンカンプンだ。


「既存の白粉はいくらするんですか?」


「そうねぇ、大体既存の白粉は8ペニー位かしら?」


「量は5gから6gですね。」


「やはり高級品ですね。」


「そうねぇ。貴族からしたらそんな事もないのだけれど庶民はどうなのかしら?」


「そうですね。商人の奥様でしたら問題ないかと思いますが若い女性には高級品ですね。」


「そうかぁ。やっぱりベースメイク用品は富裕層中心になるだろうな。

同じくらいの量でメアリーさんなら俺の製品いくらまでなら出せます?」


「いくらでもっと言いたいところだけどそうねぇ。

ファンデーションもベースクリームも必要になるわけだから、

それを思うと白粉は同じくらいのペニーかもう少し高くても買うと思うわ。

ファンデーションはこの倍の価格がしても迷いなく買うわね。」


「マーガレットさんは?」


「そうですね。従来の製品よりも性能も効果も数段上ですし

もっとペニーを上げても購入しますが他社と競争するのであればあえて白粉は

従来のペニーと同じにして新たな製品のファンデーションをさらに高価な値をつけますね。」


「そっか。従来の白粉の容器は陶器ですけど、ガラスだと重いですかね。」


「そう、変わらないわよ。

それにガラスの方が高級感があるわ。」


「そうですね。でもあの大きなパレットになると、やはりガラスより木製の物に加工を施した

キラキラしたパレットが良いかと思います。」


「そうね、流石にあの大きなパレットは重いわね。」


「一つ一つご購入される方はガラス製でも問題ないということですね。」


「そうね。」


「俺としてはパレットと中身の販売を別にしようと思ってます。」


「別?」


「はい、パレット代を物にもよりますけど2〜4ペニー位にして中身を白粉で言うなら

4ペニーにしようかと思います。

そして次回購入の際に中身の白粉だけご購入頂くんです。」


「なるほど。面白いですね。

確かに容器代でそのくらいはしますから別売りにすればそれだけでお求めやすくなりますね。」


「そうね。あの大きなパレット一枚だと4ペニーになるのかしら?

しかしかなり安くなるわね。」


「はい。パレットはまとめた方がかなりお得になる仕組みです。

さらに俺の製品の場合、どちらかというと白粉よりファンデーションが主力になるので

こちらは従来の物と比べれば安く感じるかもしれません。」


「なるほど。確かに言われてみればそうね。」


俺たちは色々と意見を出しながらそれぞれ価格を決めていった。


まず高級シリーズから決めていく。

というのも相談相手がメアリーさんなので高級シリーズの値段が決めやすかったから。

まずは基礎化粧品の価格から。

始めはクレンジングで全タイプ3ペニー。

容器代は2ペニーだ。

グリ印の高級洗顔は3ペニーで容器代は2ペニー。

化粧水、乳液は各7ペニー。容器代は3ペニー

クリームは20ペニー、容器代3ペニー

美容液は25ペニー、容器代3ペニー

ついでにリップも2ペニーと容器代1ペニー

あとピーリング化粧水は7ペニー、容器代3ペニー

日焼け止めは4ペニー、容器代3ペニー



通常タイプの普通の物はクレンジングは2ペニー

洗顔は2ペニー どちらも容器代は1ペニー。

化粧水、乳液は各4ペニーで容器代は2ペニー

クリームは10ペニーで容器代は2ペニー

美白、アンチエイジングは化粧水、乳液

各5ペニーでクリームは普通タイプの物を

使ってもらう。容器代はそれぞれ2ペニー

日焼け止めは3ペニーこちらも容器代2ペニー


シンプル派はクレンジングは水クレンジングだが化粧をしなければ洗顔だけで充分だけど一応ね。

逆に洗顔の代わりにも使えるので水の貴重な庶民用洗顔とも言えるかもしれない。

水クレンジングを購入の方はセットでお肌を整えるための化粧水が付いて2ペニー容器代は二本で

1ペニーだ。

これは庶民をターゲットにするので比較的安価なものだ。

洗顔は普通のタイプと共通で化粧水、乳液は各1ペニーで容器代も各1ペニー。


日焼け後のクリームは3ペニー


次にベースメイク用品だ。

ベースメイクのコントロールカラー4色、

ピンク、イエローとグリーンとパープルと

無色のクリームは各4ペニー。


ファンデーションの4種それぞれ価格が異なる。

まずはリキッドファンデーション4色。

高級シリーズは10ペニーだ。容器代は3ペニー

普通の物は4ペニー。容器代は2ペニー


クリームファンデーションの2種で高級シリーズは

10ペニーと容器代は3ペニー。

下地のいらないオールインワンファンデーションも高級シリーズは同じ価格で10ペニーと容器代だ。

普通の物は4ペニーと容器代2ペニー。


そしてパウダーファンデーションの四色。

固形状に押して固めたプレストパウダーと

固めてない粉状のパウダーファンデーションは各4ペニーと容器代2ペニー

そして日焼け止め成分も配合して作った物を一つずつでこちらも4ペニーと容器代2ペニー

そして高級シリーズでアバロンの粉を入れたキラキラ成分入りの物を四色。

こちらは6ペニーと容器代2ペニーだ。

ハイライトやダークカラーの物は4ペニーと容器代2ペニー。

仕上げに使う、フェイスパウダーこの世界でいうなら白粉は4ペニーと容器代2ペニーだ。


あとはチーク1色2ペニー、口紅1色2ペニー

アイブロウミニサイズ2色1ペニーにアイシャドウミニサイズ3色ワンセットで2ペニー

コンシーラー2ペニーと決めていった。

容器代は各2ペニーだ。

大きいパレットにすると木製4ペニー

キラキラパレットは5ペニー。

ガラスパレットは6ペニー。

容量としてはチーク、口紅、アイブロウ、アイシャドウ3色が入る。

さらに大きく先ほどの物の2倍入るサイズが7ペニーでキラキラパレットは9ペニーだ。

ガラスパレットは11ペニー。

こうして値段を決めていき午後からはマーガレットさんがデザイナーとギルドで

打ち合わせをしてくれて、その後は求人の打ち合わせと大忙しだ。

俺は在庫作りとシャンデリアなどの照明やガラスケースの作成。

あとコカトリスも取りに行かなきゃな。

ワイバーンの肉も調理したいし目が回る忙しさだ。

読んで頂きありがとうございます。

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